歴史記憶の迷路を辿る 撫順戦犯管理所・洗脳
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いわゆる「日本軍の蛮行」 賛否両側の本

いわゆる「日本軍の蛮行」について書かれた本4冊。

「天皇の軍隊」を改造せよ: 毛沢東の隠された息子たち「天皇の軍隊」を改造せよ: 毛沢東の隠された息子たち
(2012/02/08)
高尾 栄司

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南京「大虐殺」被害証言の検証―技術屋が解明した虚構の構造南京「大虐殺」被害証言の検証―技術屋が解明した虚構の構造
(2012/09)
川野 元雄

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以上2冊は真っ当な検証本




侵略の証言―中国における日本人戦犯自筆供述書侵略の証言―中国における日本人戦犯自筆供述書
(1999/08/10)
新井 利男、藤原 彰 他

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なぜ加害を語るのか 中国帰還者連絡会の戦後史 (岩波ブックレット)なぜ加害を語るのか 中国帰還者連絡会の戦後史 (岩波ブックレット)
(2005/08/05)
熊谷 伸一郎

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以上2冊は岩波の中国プロパガンダ本



ラインで区切ったのは、上2冊が真っ当な検証本、下2冊が中国プロパガンダそのものの捏造由来
両者対極にあるものだからです。

中国共産党プロパガンダに阿る著書2冊共に 岩波書店 だ。
特に「侵略の証言」は上下段300頁を超えるもので「戦犯」供述書をそのまま載せている。
6年に渡って中国側がOKと言うまで延々と手直しを迫られた、あの証言供述だ。

見開き紹介文に「中国侵略、満州国支配の実像を明らかにするもの」とある。
あとがきには「個々の中国人の禁欲的で理性的な倫理性や道徳性の高さが発揮されているという事実(中略)戦犯たちの手記にしばしば、日本人だったらこれほど自制心や禁欲を守れなかったであろうという述懐が見られるのもその証左であろう」


えええーーー?!
自制的で禁欲的な中国人?日本人には無理?
ここまで書かれると冗談か皮肉にしか思えないが、この本では一貫してこの路線が貫かれている。
岩波書店恐るべし。頭どうかしてるのか?エリート出版業てのは。
岩波の罪はとてつもなく大きい。
編者の一人、新井利男は写真家で、中国に出向いてこの「戦犯供述書」を手に入れたそうだが、怪しいことこの上ない人物だ。NHK特集『認罪』とのタイトルで放送された時も、この新井なるやつが出ていた。
中国で{苦労して手に入れた}のではなく、明らかに中国側の息のかかった人間だろうに。それか北朝鮮に関わる人間か。

完読していないが、300頁も「懺悔の供述書」が続き、それが真実であると確信に満ちた狂気の本を平常心で読み進めるのは余程根性据えないと、こっちの神経がやられそうだ。



さて真っ当な側の本、一番上の「天皇の軍隊を改造せよ 毛沢東の隠された息子たち」
これは文章、説得力、まとめ方、どれを取ってもかなり優れている。ベストとは行かないまでも、戦中戦後の中国共産党の動向やその裏にある物や、いかに捏造されたかの流れを知るにはこれ以上の良書は無いと思える。
岩波書では「戦犯」と書かれる人達がこの本では「中国抑留者」と呼ばれている。
思想改造を施されたのは撫順収容所に居た元軍人らだけではないことも本書に書かれたてある。
前田という人は土木会社社員だったが奉天で共産党に拉致され改造を受け、1939年の時点で八路軍に参加している。
こうやって戦後抑留された日本兵だけでなく、戦時中から若い民間人や兵士も拉致され洗脳されているのだ。

その人らが帰国して「日本軍の蛮行」を講演して回る。
マスコミに売り込む。
彼らの話を聞いて勘の悪い人なら「当事者である元日本兵が証言しているのだから」とまんま信じ込んでしまう。

ちょうど先日の「たかじんの言って委員会」でも司会のヤマヒロが「でも元日本兵の人たちから聞きました」と中国擁護らしき発言をしたが、自ら鈍感と真実への探究・追及精神の欠けることを告白したようなものだ。

この本は「通化事件」など撫順収容所以外にも多く頁を割いて言及している。
一部目次を挙げます。

「天皇の軍隊を改造せよ」

第二章 
 通化事件
 髭の参謀現る
 偽りの「日本人解放同盟」
 ”英雄”藤田大佐の変貌
 明かされた八路軍襲撃計画
 通化赤十字病院長柴田久軍医 
 藤田大佐奪還作戦
 「白髪三千丈」の八路軍報告
 仕掛けられた作戦
 通化県庁舎の攻防

第三章
 生きていた佐藤少尉
 でっち上げ
 銃殺された柴田隊長
 厚遇された投降者
 6000名の地獄絵図
 逮捕されていた藤田大佐
 誰が得をしたのか
 祖国喪失者たち
 懇親会という「吊し上げ」ショー
 謝罪への道

第五章
 (一部のみ抜粋)
 「中帰連」の設立
 神吉晴夫と「撫順」との出会い
 「世界人類を改造する」
 謝罪碑
 


安倍政権で日本版NSc(国家安全保障会議)創設すると言われているが
「中国共産党の洗脳」について戦中戦後だけでなく、その余波が今に至って多大に影響を及ぼしていること等、緻密精密に検証すべきと思う。
でないと日本人特有の「真面目さ・恩義の厚さ」がために罠に嵌められる危惧は無くならなず、情報戦心理戦において勝ちは望めなくなる。




「なぜ加害を語るのか」(撫順での思想改造)

先日の続きを。

なぜ加害を語るのか 中国帰還者連絡会の戦後史 (岩波ブックレット)なぜ加害を語るのか 中国帰還者連絡会の戦後史 (岩波ブックレット)
(2005/08/05)
熊谷 伸一郎

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「なぜ加害を語るのか」 熊谷伸一郎 (先日の記事)

「撫順戦犯管理所」に抑留されていた元軍人兵士や満州国官僚らが帰国した1956年、その直後に「洗脳」について取り上げたのは何と朝日新聞・天声人語だった。
(一部引用)「英語でブレーンウォッシングと言い、中国で作られた言葉。{戦犯}たちはやはり洗脳の洗礼を受けたのではないかと思わせられる。社会から隔離されて朝から晩まで繰り返し{学習}させられたら、大概の人間は同じ鋳型にはめこまれるだろう。」と。
それが70年代になると本多勝一に与して大々的に「日本軍の悪行」を宣伝し始めるのだから、朝日は常に過去の自分を(意図的に)忘れていく。


「三光」(殺しつくす、奪いつくす、焼き尽くす)なる中国語の言葉そのままの帰還者証言集が出されたのは1957年。
中国八路軍の非道作戦をそのまま日本軍のものとして転嫁、すり替えた言葉「三光」が出てきたのはここが発端か。
この冊子を企画したのは光文社社長・神吉晴夫だ。
ところが増刷しようかと言うときに神吉は拒否したという。著者は右翼からの妨害があったと書くが、実際は神吉自身が事の真相に気付いたのではないだろうか。


60年代中国で文化大革命が起こり、その間は中帰連は毛沢東擁護派と批判派(こちらは日本共産党が付く)に分裂し、活動も鈍っていた。
この本には書かれていないが、70年代前半に本多勝一が中帰連への聞き取りや中国への取材で「中国への旅」「天皇の軍隊」を書き、それが国内広く知られる切っ掛けとなったようだ。

本書では具体的な人物名を出し、帰国後の活動や証言を紹介している。
なかでも藤田茂・陸軍中将は撫順抑留の初め、なぜ自分らが戦犯なのか、毛沢東に合わせろ、と主張したり典型的な日本軍人だったそうだ。撫順に移送される前のシベリアでの5年間の抑留の間にも「思想改造」に嵌らなかった事を意味する。
ところが、瀋陽での軍事法廷で「被害者」であるという老婆の怒り憎しみに接して反省の様子を見せ始めたという。
そこからは改心したリーダーとなってしまった。
他にも心優しくはあるが憲兵としてスパイ摘発などに優秀だった人も同じ。
このように意志が強固な人ほど一旦嵌められるとあとは転がるように改造のトップに立ってしまう傾向があるようだ。

毛沢東らは1930年頃には既に捕虜に巧妙な洗脳を施す事をやっており、終戦前後には日本人の弱点まで見抜き、洗脳手法はより洗練されていった。
捕虜にした林航空隊に対して初めは酷い環境に置き拷問もしていたようだが、それで意志を曲げる者はいない。
ところが寛容に出ればその途端日本兵が懐柔するのを見抜いたのだ。
日本人は寛大さを示したり、(自演であっても)恩情をかけるフリをすれば一発だ、とほくそ笑んだ事だろう。
命を奪おうとしても拷問にかけても強固な意志が揺らぐことのない軍人が、怪我の手当てをしてやるだけで懐柔するのだから。

「地獄に落としてから仏を見せる」が洗脳の基本となった。
日本人は恩義に弱いというのも利用されている。
これはスターリンでさえ見抜けなかったことだ。実際長年のシベリア抑留でも赤化洗脳を受けたフリをしていただけと言う人は多い。
ところが中国抑留者の多数がまんまと嵌ってしまっているのだ。しかも生涯に渡って続き、覚める事は殆ど無い。


それといくら意志の固い人であっても本能的な心理反応を利用されては抵抗できるものでもない。
ストックホルム症候群のようなものに陥ってしまったことも考えられる。


ところで撫順管理所において職員=教師でもあり世話係でもあり通訳でもある中国人は、殆どが朝鮮族だったらしい。
日本語教育を受けた経験がある上に、朝鮮人の性向を見抜いてのことだろうか、周恩来がそこまで考えて管理しようとしていたのはさすがと言えばさすが。

朝鮮人職員の方は日本人の、元は偉い軍人や官僚の命運が我が手のうちに委ねられるというので、さぞ満足だったんだろう。
帰国者と朝鮮人職員らとの交流はお互いが老齢死去するまで続く。「永遠の友」として日中を行き来し交流していた。
ぞっとする光景だ。

中帰連は洗脳改造を受けた撫順戦犯管理所に1988年、自分らの金とカンパ1500万円注ぎ込み「謝罪碑」を建てた。
「私たちの凶手に倒れた中国愛国烈士・平和人民の霊を弔い、同時に過ちを再び犯さない決意」を表明する証として。

平和人民だって? 彼らは帰還直後から中国人がいかに人道的で平和を愛する人民であるかと強調していたが、帰国した1956年はちょうど人民解放軍がチベット東部より侵攻し始めた頃だ。
当時は知らなかったとは言え、現在に至るまでチベットの実情を知ろうとしなかったのか、知っても覚めることなど叶わなかったのか・・。

中帰連の会員も老齢となり生涯本来の精神を取り戻すこともなく逝く人が殆どなのだが、死に際して意識朦朧としながら「よく頑張った!」とはっきり口にした人がいるという。
去り際の言葉を解釈など出来るものではないが、本来の軍人精神を最後の瞬間に取り戻して部下を労っているか、自らを労ったかと私は思いたい。
そうでないと生涯を中国共産党プロパガンダの毒牙に侵されたまま逝くというのは酷過ぎる。


撫順での思想改造と中帰連を検証した本↓もまた後日再度取り上げようと思います。

「天皇の軍隊」を改造せよ: 毛沢東の隠された息子たち「天皇の軍隊」を改造せよ: 毛沢東の隠された息子たち
(2012/02/08)
高尾 栄司

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「なぜ加害を語るのか」 熊谷伸一郎

なぜ加害を語るのか 中国帰還者連絡会の戦後史 (岩波ブックレット)なぜ加害を語るのか 中国帰還者連絡会の戦後史 (岩波ブックレット)
(2005/08/05)
熊谷 伸一郎

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以前に書いた記事↓ (2つクリックどうぞ)

「検証 旧日本軍の『悪行』 ゆがめられた歴史像を見直す」

「『天皇の軍隊』を改造せよ」

上記二冊はいわゆる「日本軍の悪行」が事実無根であり中国のプロパガンダとしか考えられない事を検証しているが、今日取り上げるブックレットは、正にプロパガンダに則って書かれたもの。
著者の熊谷伸一郎は中国帰還者連絡会を引き継いでいる人物。

熊谷 伸一郎 wiki

在日外国人問題(と言えば例のあれとかアレ)など怪しげな活動でよくこの名前を見る。
この人物が、中国撫順にて戦犯扱いで6年間抑留されていた元軍人や満州国官僚の人達が経験したことや、中帰連としての活動を「奇跡」として取り上げる。

その内容は・・いったいどこの国の人間が書いたかと思える日本・日本人侮辱の極みだ。
国内の「支援者」らは、中国に拠って冤罪を負わせられた多数の人達に生涯通じて死の間際に至るまで慙愧の念を抱かせ、中国人に懺悔させ続けた・・
これ程残酷な仕打ちがあるだろうか。
本来ならば日本のために命を懸けて厳しい状況に身を置いたご苦労を労い、敬意を抱くべきところなのに。

日本のためどころか上記「ゆがめられた歴史を見直す」検証によると、洪水被害を防ぐために中国民を守るため身を挺して働いた兵士も少なくなかったそうではないか。

そして、日本人の殆どがこんな非人道的な事象が進行中であることを知らない。
中には中帰連会員の元軍人の人の「懺悔」と反戦思想と「日中友好」を訴える講演を学校などで聞き、そのままを受け入れてしまった人もいるだろう。
何度も取り上げて同じことを書くがーーーー本当にむごい話だ。


このブックレットを出した岩波書店も大きな影響力でこれに加担している。
社主は熊谷とも交流があるらしい。
現在の社主と同じ人物か不明だが、岩波のチベット関連本のあとがきでも「中国のチベット解放は喜ばしい」と書くような出版社だ。
今も出版社の雄と見られているのか知らないが、朝日新聞と同レベルの欺瞞にまみれた侮日企業と思う。
これらは餓鬼道に堕ちるに相応しい、
とまで私は言いたい。



内容について続きは後日。



「『天皇の軍隊』を改造せよ」

「天皇の軍隊」を改造せよ: 毛沢東の隠された息子たち「天皇の軍隊」を改造せよ: 毛沢東の隠された息子たち
(2012/02/08)
高尾 栄司

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「天皇の軍隊」と呼んだのは本多勝一と朝日新聞。
中国共産党が日本皇軍を共産主義者というより反日・侮日戦士へと改造した、その複雑な流れを取材・記録したもの。

新たに知ったこと、気付いたこと、感じたことなど多々あったのでメモしたままを箇条書きで書いてみます。




田辺氏著書は撫順での証言の検証を中心としているが、本書は戦時中の日本共産党員の動き含め俯瞰的、総合的に流れを検証
当事者への取材も多い

・「人間改造」発案者は毛沢東である 
 「天皇の兵隊」から「毛沢東の息子」へと改造される

戦時中から近衛文麿は日本敗戦後のの共産革命化を憂えていた
 内外の日本人共産党員の動向を見抜いていた
 ソ連を頼る、ソ連を講和仲裁者と望む勢力を警戒していた
 
 昭和天皇への上奏書の中にある

・前田が工作員リーダー 民間人であり満州で共産党に拉致された 学歴は特に無い
 帰国後、野坂参三に共産党入りを拒否された

・北朝鮮の拉致と似ていなくもない

林航空隊
 林は改造されたが、部下全員がそうではない
 拷問に遭い、残忍な処刑を見せられ隷属せざるを得なかった
 
 林航空隊が創設し訓練した人民解放軍空軍の精鋭パイロットが、建国の国慶節、天安門広場上空を飛んだ
 ↓
 毛沢東は改造の手ごたえを得て、ソ連から日本人捕虜を受け取り改造に着手


通化事件
 八路軍により反乱暴動を仕組まれたーこれも前田工作員の謀略
 反乱を計画し煽ったのも日本人共産党員
 少なくとも4000人の日本人犠牲者
 
 
 通化の赤十字病院
 事件の後、捕らえられた病院関係者らが中国各地で「留用」され、病院建設指導などした
 長い人で戦後13年

共産党の意図は「捕虜は生かして利用する」
 100人であっても帰国してから証言し、活動させれば大きく広がる
 →現実に拡がっている(マスコミ、教育・大学、法曹界など)


・通化事件での成功を元に撫順戦犯管理所で約1000人の日本人改造
 300人ほどは満州国官僚、関東軍参謀、将校将官など選ばれて
 中共極秘の国家プロジェクト 
 現場の工作員でさえ改造の成功を疑ったが、日本人同士で改造の極致までもっていった
 日本人は改造されやすいと気付く
 撫順ではシベリアから移った国友がリーダー
 優待政策で改造する
 「地獄を作っておいてそこに仏を置く」  

・撫順で下級兵から改造されていった、下からの突き上げ、吊るし上げ
 病気になった時の所内医師看護婦の親切から変わることが多かった

坦白ー自分の過ちを暴露し自己批判すること
 これをやると賞賛されるーアメとムチ
 集団学習という名の(でっち上げ)罪の申し合わせ
 


・「軍国主義批判」「天皇制批判」「認罪」の三点
 
・管理所での指導員は末端まで現在に至るまで共産党幹部として優遇されている
 その後は大学教授など
 子や孫は特権階級であり裕福な生活保証、病院も特別扱い、子の家族は日本で暮らし日中行き来してビジネス
 孫は英国留学など

・工作員の一人、張は父親が満州国総理であったが早稲田大へ留学しマルクスレーニン主義を学んだ
 溥儀や満州国要人の日本人と交流があったが戦後共産党公安部に入り、旧知の日本人を改造する側に

中国人自ら手を出さず、日本人同士で改造、吊るし上げ、スパイ行為などさせる
 まるで尼崎連続殺人事件の角田美代子のよう
 仲間や同胞を守ろうと逃れられなくなる
 告発と暴露 上官へ下からの突き上げ
 仲間の罪をあげつらい、「友を売る」ことで賞賛される
 

・シベリアでは反軍階級闘争、撫順では「認罪」が中心となる
 帰国者はアカとされたがソ連抑留帰りは日本軍の「残虐行為」を証言することはない
 これが違い

・収容所で密かに自覚したままの者もいたが、表向きだけでもと創作し、「非道悪行」を描き作品に仕上げた
 指導員から何どもチェックが入る、嘘でもいいから書けと言われる
 創作された物が出版された「三光」がそれである

・「軍国主義批判」「天皇制批判」「認罪」の三点

・死刑も無期懲役も出して成らぬとした周恩来の言葉「20年後に正しいと分かるだろう」
 70年代に中国交正常化し、中帰連や本多らの著書が出版されその通りになった
 日中国交回復運動そのものが彼ら洗脳された者が主導した
 ニクソンショックが輪をかけた

・帰国後中帰連は二つに分かれる
 毛沢東側「正統」と、日本共産党
 日本共産党は毛沢東とは没交渉であり日中国交正常化に際しては社会党や公明党が動く

・「改造」された人達が自ら申し出て戦犯管理所だった場所に6メートルの高さのある「謝罪碑」を立てる
 朽ちることも無い、残る

・捕虜の留用、洗脳は明らかに国際法違反

「絶対的な人格への傷」と作者は書く
 明らかに普通で無い謝罪風景、非人道的謝罪
 人権、国際法の観点から見直すべき


・国際法に訴えるどころか歴代首相がアジア諸国への謝罪を繰り返す、謝罪文化の種を撒いた


以下は自分が感じたことーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・死刑も無期懲役も出して成らぬとした周恩来の言葉「20年後に正しいと分かるだろう」
 70年代に中国交正常化し、中帰連や本多らの著書が出版されその通りになった
 日中国交回復運動そのものが彼ら洗脳された者が主導した

・日本人は「善人でありたい」や恩義や性善説的対人観が利用される
 恩を受けても知らん顔できる中国人なら洗脳は無理
 善人であるな、卑怯であれ、道徳心など失う必要は無い
 そうでない人間もいるということ、想像を絶する方法で人を操る類の人間が存在すること、そのおぞましい方法など
 それらが存在する事
を教えるべき

・日本人は洗脳されやすいか
 罪の意識を植え付けられる、恩に報おうとする、恩義に硬い、性善説的人の良さ
 徴兵されたこと、上官の言いなりになること、故郷での貧しさなども利用された

・工作に関わった中国人朝鮮人の殆どが日本留学の経験あり
 孫文、蒋介石など含め留学生が日本を陥れる
 現在アメリカや日本に渡っている中国人留学生は将来どうだろう

・国交正常化で動いた中帰連正統メンバーは周恩来から「もう認罪・謝罪はするな」と言われた
 その頃国内での講演などで「嘘の罪の告白」がエスカレートしていた
 南京事件に関わったと自白講演する者は事件当時7歳でしかなかったなど明らかな嘘が横行
 周恩来も行き過ぎた認罪は危険と判断したか

・中帰連が中国に謝罪する極悪非道の行為の詳細は
 実は通化事件において残留日本人が中国共産党・朝鮮義勇軍にやられた光景そのものだったのではないか
 関東軍参謀や満州国官僚でありながら民間日本人を守ることが出来なかった、後悔と懺悔の念が形を変えているのではないか
 既に一切の記憶も自覚も失せているが、懺悔の念だけは念として残る
 謝罪とは実は助けることが出来なかった日本人への思いではないのか


・共産党に利用されたのは撫順戦犯管理所の日本人だけではない
 大陸での脱走兵、脱落者、あるいは元からの共産党支持者
 102歳で無くなった(報道ステーションの中で)「神の医師」とされた山崎宏氏もその一人と考えられる
 本人の善意とは別に、中国共産党にとって利用価値のある人間として重宝されたのは確実
 

 報道ステーションがやったように向こうの意図のままに報道することの異常さ、
 美談としてあるいは日中友好の好例として取り上げられるが、実際には巨大なプロパガンダ戦略の犠牲者である 
 美談や偉人として賞賛して済む問題か
 山崎は「日本皇軍の残虐さ、中国人民の親切さ」を強調し贖罪のために中国に残り金儲け度外視で医師を続けた
 44年に脱走して後の行動が不明、「彷徨ううちに中国人に助けられた」のみ
 戦時中より八路軍は日本脱走兵や捕虜を「生かして利用」を実行していた


・卑怯な者ほと上に立てる、卑怯という才能ある者の下克上
 自己愛強い者、ルサンチマン、コンプレックス強い者が上に
 中心にあるものは欺瞞偽証
 共感や人道を理解できない者が上に
 マルクス経済でさえない、「共産」とは実質無関係
 ーこれが「共産主義者」の本質と考える 
 実質悪魔主義と読んでいいくらいだ
 勇敢で信義恩義重んじる者、サムライ精神ある者ががリーダーとなる世界とは真逆

・最終的には「人間を改造する」「世界人類を改造する」が目的
 上記悪魔主義により特権階級となった者が牛耳るため
 これがディストピアでなく何だろうか
 オーウェル「1984」、オルダス・ハクスリー「すばらしい新世界」などディストピア小説の世界=共産主義


・「南京虐殺」「従軍慰安婦」などの捏造を世界が事実認定して日本を糾弾する世界は
 これら共産主義=欺瞞主義、悪魔主義に飲み込まれる事を意味する
 
・実際「日本人戦犯を改造することがすなわち世界人類を改造することに繋がる」との中国工作員の発言がある
 日本は洗脳を国際法違反としても世界に広めるべき




「検証 旧日本軍の『悪行』 ゆがめられた歴史像を見直す」

今日の本は

検証 旧日本軍の「悪行」―歪められた歴史像を見直す検証 旧日本軍の「悪行」―歪められた歴史像を見直す
(2002/12)
田辺 敏雄

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{「南京大虐殺」「七三一部隊」といった日本軍の「悪行」は事実と確認されたものなのだろうか。確かな根拠があっての報道だったのだろうか。伝えられた日本軍の残虐事件、残虐行為を検証。}



前回書いた記事
に関連して、終戦後に中国の撫順戦犯管理所へ6年の間抑留された日本軍兵士の供述書、発言を詳細に検証したもの。
抑留されずすぐに復員してきた元兵士への聞き取り調査なども含め、「日本軍の悪行」の矛盾を突いていく。

抑留された人達は約1000人、その全ての人ではないが中国帰還者連絡会(中帰連)を組織して、朝日新聞や本田勝一らと共に(利用されて)そしてNHKの偏向イメージ操作番組に拠って中国での残忍極まりない「悪行」が日本だけでなく世界中に広まっていった。

本来ならこういう検証は早い時点で国がやるべきだった。
抑留されていたご本人達へのケア(脱洗脳)ももちろんのこと。

思想改造という名の洗脳は人に拠ってはかなり強烈だ。
年を経るごとに、講演会などで発言する度に、内容の「残忍さ」と悪行の数がどんどん増していくらしい。NHK「認罪」でのインタビューでも分かるように、残酷な話を割りと淡々と話すのが特徴でもある。
加えて中国共産党への賛美賛辞がまるで命の恩人のように語られる。
それを聞いた鈍感な人は「罪や恥の意識がない、反省が感じられない」と憤るほどだ。
そりゃもう中共に操られるロボット如きで、実際何もやってないのだから罪悪感など無くて当たり前だ。
(洗脳されていても、見る人が見れば、ちらほらそれらしき様相を垣間見る事が出来るものなんだな)

周囲の人達に気付かれるも無く、本人達の深層心理の奥の奥底に蠢く病巣に気付いてあげる人も殆ど無く、逆に冷たく見られたり誤解され、あるいは利用せんがため巣食う勢力によって病巣がより煽られ、えぐられていく、80才を越えても尚それは続く・・ここまで壮絶な人間人生があるだろうか。

朝日、NHK、サヨク連中らがここぞとばかりに利用しまくる状況が腹立たしいのはもちろんだが、「思想改造」された人達の発言や様子が興味深いと同時に、気の毒でならない。

戦犯収容所での出来事、自分の「悪行」供述書、指導員(工作員)が自己存在の根幹となってしまっている。それらを否定される事は自己存在の全てを失ってしまう事なんだろう。
一つ「認罪」したら命の綱が一つ繋がり、帰国への道が開ける。もっと残忍な供述をすれば又、命と帰国への保証が強められる。残酷残忍な認罪をすればする程にそうなっていく・・閉じられた環境で、頼りに出来るものは一切なく、明日どうなるかも分からない知らされない状況下で、刷り込みが行なわれた。
6年にも渡って巧妙な方法で人格破壊→中国共産党へ命の全てを預けるしかない状況へ追い込まれた、中国は日本人の想定外よりもっと想定外の恐ろしさを備えているのだ。それに気付かないどころか、まんま嵌められているのか作為的なのかNHKはこんな酷い番組を作っている↓


コメントする2人の何と鈍感なことか。保阪といえば戦記や中野学校関連書いてる人じゃないか。もっとマシかと思ってたら。
正真正銘の「罪」があるとするなら中共は言わずもがな、その謀略を煽りまくり広めまくったメディアが、どこまでエゲツナイ事をしてきたかだ。
こんな馬鹿げた番組を信じてしまった日本人はどうなんだ。
善人面したい人、偽善を偽善と気付かず同調してしまう人、これこそが正義だ平和と思い込んでいる人・・
(そういう自分も違うと確信持って言えるかどうか)

日本は悪い、日本人は残忍、それももしかして正しいかも知れない。
中国韓国が言うのとは全く別の意味で。
破滅願望的に自己=自国に向かう残酷さがあるという意味で。
日本人が陥りやすい心理傾向、誰か研究して意識化させてくれる専門家はいないものか。

本題に戻って
悪魔の所業をやったのは(やっているのは)日本軍・日本兵ではなく、お前がやったお前がやったと被害者ヅラしている中国に他ならない。実際、戦犯となった人達が供述した悪行の具体的内容は、戦中当時、八路軍(共産軍)が同じ中国人である富裕層や地主に対してやった事であり、文革時にやった事であり、現在にも行なわれているカオス的悪行とそっくり同じなのだ。
それだけで終わらず、外部(日本・日本人)に丸ごと転嫁する技術まで持っている。
今後も同じにやり続けるだろう。

日本人は日本全体として皆が、早くこれに気付かなければならない。



追記 
この本の要約が ここ で読めます。
アマゾンでは中古本としてのみ、他に上記HPの総目次19のところ著者ご本人へ注文、購入できます。