歴史記憶の迷路を辿る 撫順戦犯管理所・洗脳
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『撫順戦犯管理所』=中国による「思想改造」資料まとめ(中韓が「慰安婦を食べた」など出してきている)

撫順
「撫順戦犯管理所」 (実際には不当に抑留・監禁されていた場所)

・この収容所がどんなものだったのか分かる資料、 NHK「ハイビジョン特集 認罪~中国撫順戦犯管理所の6年」
この番組は完全に中国側立場。
「証言」を全くの事実として取り扱っており、検証も無く(多分意図的に)反日観で作っていて朝日新聞の慰安婦捏造と同じにかなり問題だと思う。
けれど逆の意味で資料としては貴重。
(動画は1~11まで分かれています)

認罪~中国撫順戦犯管理所の6年








さてまたもやこんな記事が
「慰安婦を殺して、その肉を食べた」 旧日本兵による「信じがたい」証言を新華社が報じる

「慰安婦を殺して、その肉を食べた」――。中国に駐屯していた元日本兵による証言を中国の国営通信・新華社通信(電子版)が2014年9月4日に伝えた。

ほかの新聞社はホームページで新華社の記事を配信し、人民日報(ウェブ版)はインタビューの動画を公開。驚きの証言はウェイボーなどでも拡散されている。ただ、本人が直接目撃した情報ではないようで、単なる「うわさ」程度の可能性もあり、信憑性がどれくらいあるのか全く不明だ。



証言したのは山東省に駐在していたという旧日本兵の絵鳩毅さんだ。記事によると、遼寧省にある社会科学規画事務室の研究員が2013年7月に日本で8人の戦犯から聞き取り調査を行い、研究成果として発表。絵鳩さんの証言はそのうちの1つだ。



「捕虜の中の1名の女性が、ある下士官の慰安婦にされていた。それが索格庄(編注:山東省の地名)の駐在が長くなって、食べ物に若干苦しむようになった時、彼はその女性を殺害し、その肉を食べた」と証言した。

「自分で食べたばかりではなく、中隊に今日は大隊本部から肉が上がったからとごまかして、中隊の全兵隊に食べさせたといううわさを聞きました。うわさでありますが、後に撫順管理所(編注:遼寧省にあった戦犯収容所)において、その本人が自白していると聞いております」



この絵鳩毅という人が撫順収容所に居た人なのかはっきり書いていないが別の所からの記事では

「はぅわ」 まとめブログより韓国報道
こちらではこうある。
「毅」との名は同じだが姓が違っていてそれぞれ「絵鳩・石渡」となっているが同一人物だろう。
一度でも「戦犯」扱いされた中には養子や妻側の姓を選ぶなどで姓が変わった人が意外に多いので。
(職業など戦後社会での生き難さを考慮してのことだろうか)

8人の戦犯の中で、石渡毅は日本軍第59師団54旅団の兵士として参戦し去る1945年、ソ連軍 に逮捕された。1950年ソ連軍から中国軍に引き渡され遼寧省撫順戦犯収容所で1956年に赦免され日本に帰った。収容所の教化プログラムを通じて自身の罪を深く反省し、親中要人に変わった。日本で'帰還者聨合'の常務委員など勤め、両国交流のために活動してきたことが分かった。



つまり「慰安婦を食べた」などと奇怪なことを「証言」したのは 撫順戦犯管理所 収容経験者であり 中帰連 関係者であり、思想改造=洗脳を施されてしまった人です。

この関係について本ブログでは回数多く記事にしてきたので纏めて上げておきます。
若い数ほど古い記事なので誤謬があって後に訂正しているものもあるかも知れないので、どうぞ悪しからず。

これまで書いたもの↓
   

   

   

   

   

   

   

   

   

   10

   11



・中国側が出している元「戦犯」資料
「日本の侵略の真実を伝える公文書」中華網


・朝鮮戦争時、1950年代中国人民軍の捕虜となったアメリカ兵が帰還後、洗脳=brain washingされていると判明した歴史を振り返る2008年7月の記事 
Remembering Brainwashing NYTより



このNYT記事の内容などまだ書くことがあるのですが、一旦切って追記でアップします。







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中国「日本人戦犯供述書」公開ーー巧妙に思想改造されて書かされたもの

「日本人戦犯供述書」ネット公開=安倍政権をけん制―中国 yahooニュース

【北京時事】中国で歴史資料を保管する中央档案館は3日、第2次世界大戦後に中国国内で収容された日本人戦犯のうち、罪が重いとして起訴された45人の供述書などをウェブサイト上に公開したと発表した。



こちらは人民網日本語版 7月4日付
中央公文書館、日本人戦犯45人の自筆供述書を公表

「日本人戦犯の事件捜査記録」。日本人戦犯の記録は一戦犯一案件ごとにまとめられ、日本人戦犯1109人と案件3000件余りを含む。記録には、捜査関連の法的文書と犯罪認定の資料や証拠が含まれる。それぞれの案件の記録は、戦犯の追及のための受理書や捜査についての総括意見書、戦犯による口述・記述とその中国語訳、犯罪の要点を記した記録、検挙資料、告訴資料、犯罪調査表などからなる。起訴を受けた日本人戦犯45人の捜査案件は300件余りで、戦犯自身による口述や記述、そのほかの検挙材料や告訴資料、検察機関や捜査機関の法的文書などが含まれる。

次に、「日本人戦犯の犯罪の証拠や物品」。侵略日本軍の犯罪に対する被害者の告発書、証拠、調書などを含む。肩章や襟章などの日本人戦犯の記章、日本軍の細菌製造用のネズミ飼育カゴや細菌弾の破片、法庭尋問の録音、犯罪を裏付ける写真とそのネガ、日本人戦犯の管理・審判・釈放を記録した録音と映画「人道的寛待」(人道と寛恕)、釈放された日本人戦犯の送った錦の旗などがある。。

最後に、「日本人戦犯の帰国後の活動記録」。資料の中心は写真で、「中国帰還者連絡会」(略称・中帰連)のメンバーの日本帰国後の生活とその後の中国訪問交流活動の状況を示している。中帰連は、中国政府が釈放した日本人戦犯が帰国後の1957年9月に設立した民間組織。第2次大戦中に中国侵略に参加し、多数の犯罪を行った人が、人道主義に立つ反省の上で、戦争に反対し平和と中日友好に貢献することを目的としている。



やっぱりね~ 中帰連でした~

撫順戦犯管理所
撫順

所内での「学習」
撫順 学習(思想改造)


帰国後「中国帰還者連絡会」を結成した中国で長期間抑留されていた人たちが居た撫順戦犯管理所については何度か取り上げていますが、↓こちらの検証ページが素晴らしいので紹介を。

渡辺敏雄氏の検証サイトです。
中国戦犯について

他の重要ページ、具体事例をあげて検証
検証 中国戦犯の証言

出来れば渡辺氏の検証HP、「総目次」に戻り全ページを読んで下さい。

引用させてもらいます

金 源 戦犯管理所所長の言
 彼らが帰国するまでの約6年のうち、大部分を過ごした撫順戦犯管理所( =撫順監獄 )の金 源 所長は、自らの体験を活字にし、あるいはインタビューを通じていろいろと発言しています。そのうち、2つをお目にかけます。
 なお、金 源所長は日本人戦犯が収容された当初の1950=昭和25年6月から、日本語通訳として撫順監獄に勤務し、管理教育科科長、副所長などを経て、所長にまでなった人物です。ですから6年間をこの管理所にあって抑留者の指導・監督にあたったわけで、日本人戦犯にとっては忘れられない人物と言えるでしょう。
 まず、金所長の総括とも言えそうな、日本兵の残虐ぶりを次のように記しています。

〈 あるひどい者は、吸血鬼のように、中国人を撲殺した後、その肝と脳味噌を食べたのである。
このような人間性の一かけらもないような野獣のごとき実例は、枚挙にいとまがない。 〉


このページにあったか他の関連本だったか、金源という人物についてのその後が書かれてあったが
朝鮮人であり、日本語教育を受けていたため通訳となり、戦後は旧満洲の地で中国共産党に協力して管理所所長となった。
その「功労」によって特権階級扱い、子や孫らは英国留学などしているらしい。
子孫一族はカネもって中国外へ出ているのでしょう。
こんなヤツらが日本人将兵を売って、カネと地位を得ている訳だ。

そんななかでも「思想改造」されたフリして自己を保っていた人も中にはいたようだ。
↓以前自分で書いた分。

撫順収容所での6年に渡る中共の操作に陥る事のなかった人は居る。
小田少佐という人は供述書の中で時期場所人物、部隊の構成や位置などに矛盾が生じるようデッチ上げを紛れ込ませ、抑留されなかった少佐周辺の人達が見ればすぐに矛盾に気づくよう巧妙に書かれてあるそうだ。供述書と見えて実は真実のシグナルを送っているのだ。(「検証 旧日本軍の悪行 歪められた歴史像を見直す」自由社 より)



そのほか詳細は渡辺氏のページを読んでいただくと分かりますが、他にも参考になる本を。

「天皇の軍隊」を改造せよ: 毛沢東の隠された息子たち「天皇の軍隊」を改造せよ: 毛沢東の隠された息子たち
(2012/02/08)
高尾 栄司

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こちらはでっち上げに加担した国内売国奴の本。
岩波書店は朝日新聞同様、懸命に中共に協力しております。


侵略の証言―中国における日本人戦犯自筆供述書侵略の証言―中国における日本人戦犯自筆供述書
(1999/08/10)
新井 利男、藤原 彰 他

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ここから本多勝一の捏造本が生まれ、朝日新聞の「従軍慰安婦」捏造が生まれたと言っていいくらい。

陸軍中将であり日本軍人らしい軍人、皇族付武官の経験まであった人物、撫順から帰国後は中帰連会長となった藤田茂氏の「供述」を抜き出してみます。
「日本民族独立」や民族解放との言葉が各所に出てくる、つまり日本で共産革命を起こす事を意味する。
そして最後の一文は見るもおぞましい。
人間精神がどこまで破壊変容を遂げてしまうものかが見えてくると思います。

私は中国人民に対し物質的精神的にも多大の罪行を犯しているものであります。無辜の人民を何等の理由なく殺害し、平和なる家庭を壊し、幾代か住み慣れし住家を破壊放火して人民を雨露に晒し、血汗を流せる糧穀を掠奪し、耕作地を荒廃せしめ、国際公法に違反して毒瓦斯、細菌戦を使用せる等の悪虐なる罪行を実行せしめたものであります。
これ等の罪行は凡て日本帝国主義の侵略行為に依り行われたるものでありまして、侵略戦争の惨逆性と破壊性とを如実に表示するものであります。
私は深くこの罪行の厳重なることと私の領導的立場の責任の重大なることを認識するものであります。
私は自己の罪行の厳重性と責任の重大性なることに思いを致し、更に認識の向上と思想改善に努力し、その実践たる認罪を徹底的に完行すると共に一歩を進め、他人の検挙にも邁進し、以て帝国主義の罪行の凡てを世界に暴露し、戦争に反対し平和を守る人民運動に対する一助とし且つは日本民族独立運動を支援する一端と希ふものであります。
之はまた中国人民に曾ての私の罪行に対する陳謝の誠意でもあります。
最後に私は私にかかる罪行を犯さしめたる裕仁に対し、心よりの憎恨と斗争を宣言せんとするものであります。
           1954年8月1日 於・撫順


こんな「供述書」を書かされるまでに頭の中が改編されてしまうのです。
そして今中国はこれを「証拠」だとして公開している訳です。

バカらしいと同時に、人間が出来うる最大に醜く卑怯な所業であると私は思います。





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虚偽記憶 と 日本軍の「悪行」

先日から書いている中帰連を主とした日本軍の「悪行」証言と、{記憶の捏造}=虚偽記憶が生まれるメカニズムとの関連性について。

記憶はウソをつく (祥伝社新書 177)記憶はウソをつく (祥伝社新書 177)
(2009/09/29)
榎本 博明

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この本は一般的な刑事事件においての「自白」や目撃証言がどれほど曖昧なものであるか、あるいは「造り出される」ものであるか、それが外的要因に左右されるかを解いているもので、戦争や日本軍について触れられてはいない。
けれど日本軍人や満州国官僚らが中国・撫順収容所で6年に渡って抑留され思想改造を受け、「日本軍の悪行・残忍行為」を自白し供述書を書いた(書かされた)経緯を読むと、驚くほどこの本に書かれてある捏造記憶のメカニズムに当てはまる。

本書目次より、思想改造=洗脳を受けた人達に関係しそうな項目を書き出してみる。
(目次だけでも詳しく書かれてあるので助かります)

・記憶の捏造はこうして起こる
・自分の体験でないものが記憶の中に取り込まれる
・トラウマの記憶さえ書き換えられる
・記憶は巧妙に変容していく
・記憶と想像の間には明確な境界線は引けない

・虚偽の自白は二転三転する
・虚偽の自白に追い込まれるタイプとは
・「ひょっとして自分が」という不安
・記憶は書き換えられる
・記憶には今の自分の状況が影響する (「今」というのは想起する時点のこと)
・想像しイメージしたことが記憶に紛れ込む
・話しているうちに本人自身も騙されていく

・「無意識のうちに」という呪文 (追及されると無意識のうちにやったかも知れないと思い始めること)
・無意識を持ち出されると誰もが無批判になる

・抑圧神話のはらむ危険性 (自分に都合の悪い記憶は抑圧されて忘れていただけで思い出した、と捏造が始まる)
・聞き手の理解の枠組みに沿って説明する
・偽の記憶がどんどん増殖していく
・さまざまな揺さぶりが罪悪感や責任感を刺激する

・一度信じたイメージはなかなか拭い去れない
・記憶は再構成される
・誤情報を与えられると記憶が変容する
・質問の仕方次第で記憶は誘導できる
・記憶は辻褄を合わせる方向に向かう

・強い情動を喚起されると記憶は正確さを失う
・繰り返し話していると記憶は強化されてしまう

・同調の心理や暗示効果が記憶を作り変えていく
・話し合うことのデメリット
・集団のほうが冒険的な決定の罠にはまりやすい

・他人の視線が自分の意識や行動に影響を与える
・無言の同調圧力
・どこまでが自分のオリジナルな記憶なのか

 
( )内は私自身の説明です。




そして↓こちら

「天皇の軍隊」を改造せよ: 毛沢東の隠された息子たち「天皇の軍隊」を改造せよ: 毛沢東の隠された息子たち
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これを先に読んでいて、前述の「記憶はウソをつく」を読むと、撫順での思想改造(=捏造証言)の過程がどれもこれも見事に当てはまる。

記憶のメカニズムが解明されてきたのは1980年代にアメリカにおいて「幼児期の親による被虐待経験」者が異様なほどに多発したことからだそうだ。
様々な実験実証を経て虚偽記憶についての解明がされるようになった。

中国共産党による洗脳=記憶捏造含む=は戦後間もない1950年頃だ。
周恩来が中心になっていたようだが、人間心理のメカニズムを知っていたのか、スターリンから受け継いだ洗脳法の延長として経験から分かっていたのか。
共産主義の特徴の一つに「目的のためには手段を選ぶ必要はない」があるが、ナンデモアリ状態でやれるものは何でもやってみようと人体実験の一つとして発達したものなのか。

けれど改造を受けた人達総てが改造されてしまった訳でもないし、捏造記憶を植え付けられた訳でもない。
「記憶はウソをつく」でも、一部の人は自分を失うことなく、捏造記憶に惑わされることなく居られるとある。
撫順収容所での6年に渡る中共の操作に陥る事のなかった人は居る。
小田少佐という人は供述書の中で時期場所人物、部隊の構成や位置などに矛盾が生じるようデッチ上げを紛れ込ませ、抑留されなかった少佐周辺の人達が見ればすぐに矛盾に気づくよう巧妙に書かれてあるそうだ。
供述書と見えて実は真実のシグナルを送っているのだ。
(「検証 旧日本軍の悪行 歪められた歴史像を見直す」自由社 より)

それでも何割かの人は罠に嵌ってしまい虚偽記憶の罠から抜け出ることが出来ずに生涯を送る。
人間が持つ知恵をマイナス方向に極限まで使いこなすと、ここまで他者を操作出来るということ
それを実際に組織としてやる集団が存在するということ
何というおぞましさだろう。




前にも取り上げた岩波書店刊の↓の帯には「日本軍人・旧満州国官吏達が詳細に書き記した侵略と支配の実態」とある。
「悪行」の供述書を諸手を挙げて擁護し、賛美までしているように見える岩波の害悪本だ。

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陸軍中将であり日本軍人らしい軍人、皇族付武官の経験まであった人物、撫順から帰国後は中帰連会長となった藤田茂氏の「供述」を抜き出してみます。
「日本民族独立」や民族解放との言葉が各所に出てくる、つまり日本で共産革命を起こす事を意味する。
そして最後の一文は見るもおぞましい。
人間精神がどこまで破壊変容を受けてしまうものかが見えてくると思います。


私は中国人民に対し物質的精神的にも多大の罪行を犯しているものであります。無辜の人民を何等の理由なく殺害し、平和なる家庭を壊し、幾代か住み慣れし住家を破壊放火して人民を雨露に晒し、血汗を流せる糧穀を掠奪し、耕作地を荒廃せしめ、国際公法に違反して毒瓦斯、細菌戦を使用せる等の悪虐なる罪行を実行せしめたものであります。
これ等の罪行は凡て日本帝国主義の侵略行為に依り行われたるものでありまして、侵略戦争の惨逆性と破壊性とを如実に表示するものであります。
私は深くこの罪行の厳重なることと私の領導的立場の責任の重大なることを認識するものであります。
私は自己の罪行の厳重性と責任の重大性なることに思いを致し、更に認識の向上と思想改善に努力し、その実践たる認罪を徹底的に完行すると共に一歩を進め、他人の検挙にも邁進し、以て帝国主義の罪行の凡てを世界に暴露し、戦争に反対し平和を守る人民運動に対する一助とし且つは日本民族独立運動を支援する一端と希ふものであります。
之はまた中国人民に曾ての私の罪行に対する陳謝の誠意でもあります。
最後に私は私にかかる罪行を犯さしめたる裕仁に対し、心よりの憎恨と斗争を宣言せんとするものであります。
           1954年8月1日 於・撫順




改造を施した日本人を100人でも日本国内に放てば効果はあると中国側は考えていたという。
実際、ほぼその企み通りになっているのではないか。
保守層の中でも「残忍行為も多少はあったのでは」と考える人がいるが、まんま策略に嵌っていることに気付いてない。
中国に戦犯管理所という場所があったことや何が行われていたか知らないまま、調べようともしないまま、マスコミ(NHK,朝日新聞、岩波など)によって植え付けられたイメージを固定させてしまっている。
これを放置したままでは「戦後レジームからの脱却」など果たせない。



「検証 旧日本軍の{悪行} 歪められた歴史像を見直す」 

「日本軍の悪行」がどうやって捏造されたか、何度も検証本を取り上げていますが
一番大事な本を忘れていました。
(コメント下さった方のお蔭で思い出しました!)

↓これは必読です。

検証 旧日本軍の「悪行」―歪められた歴史像を見直す検証 旧日本軍の「悪行」―歪められた歴史像を見直す
(2002/12)
田辺 敏雄

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以前に書いた記事

検証 日本軍の悪行 ←クリックどうぞ

ここに私は「日本が悪い」と書いた。
ある一面から、いつも私はそう思っています。

戦後の日本は生温い、怠惰、見て見ぬふり・・・
それがために戦後から今に至っても「犠牲者」が出ている。
犠牲とは、元日本軍人や兵士、満州国官僚だった人らが中国共産党の思想改造が解けないまま左翼陣営に取り込まれ利用され、生涯を「中国人民への懺悔」を生きる縁として送ってきた、その事です。
今も存命の方はそのただ中に暮らしているだろう。

抑留中に書いた(書かされた)「自分が犯した残忍行為」の供述書を、自らの棺の中に入れてくれ墓前に供えてくれと言う人までいる。
これほど人の尊厳を冒涜する工作が他にあるだろうか。
ひいては日本国家国民冒涜であるこれを放置していいはずがない。


先日から同じような事を書いているが再度書きます。

戦争中には合法、正当とされていても人として罪悪感を抱かずにいられない事象が起こる。正当な行為であっても戦闘中に敵兵士を撃った殺した、明らかにスパイである敵を処刑した、
あるいは捕虜を物資不足から死なせてしまった、などなど。
真っ当な日本人なら奥底に多少なりとも呵責を抱いているだろう。
そこを利用したのが中国共産党だ。
有りもしない罪を背負わせる、時に自分らがやった事を転嫁して背負わせる、僅かながら持っている良心の呵責を利用して肥大化させるのが中国共産党のやり口でもある。


保守思想を持っていると見えて「でも当の元日本兵が証言しているし」で済ませてしまう人もいるが、なぜ調べてみよううとしないのか。
たかじんの言って委員会で発言した、ヤマヒロこと山本浩之アナ、あんたのことだ!





記憶の捏造(虚偽記憶)について

先日から書いている「日本軍の悪行・加害を証言する人達」にも関連して。

3年前になるが、近畿圏の朝日放送でこんな番組があった。

ビーバップハイスクール 記憶はこうして捏造される ←クリックどうぞ

この番組はお笑いタレント・ハイヒール司会で、基本おバカ番組だが意外な話題も取り上げられ割と面白い。
作家・筒井康隆がレギュラーなのでおバカでありながら深い話題も出てくる。

前には「世界が一つのクラスだったら」寸劇があり、世界大戦について
ギブアップ寸前の日本君にアメリカ君が最終的ケンカ兵器のアトミックボトルを投げつけてしまい、クラス中が恐怖と呆れとで「あ~あ、やっちまった」と囁く・・
そんなのもありました。

そして上記の「記憶は捏造される」内容説明より

記憶は自分だけでなく、他人によっても書き換えられる」という榎本先生。そのメカニズムは心理学的に解明されているとか。そこで、第三者による記憶のねつ造のメカニズムをわかりやすく紹介。まったく記憶にないことが、巧みな誘導によって、やがて自分の記憶にすりこまれる様子に、一同も「こわい!」と驚きの声をあげる。
自分で書き換えてしまったり、他人によってねつ造されてしまう記憶。自分の記憶はどこまでが真実なのか・・・。だが、犯罪捜査では目撃情報も重要だ。そこで、記憶の曖昧さをスタジオで大胆実験!その結果に一同は騒然!スタジオも凍りつく!?


女子アナ数人が実験台となってやっていたが、それはもう自信たっぷりに「捏造記憶」を喋るから恐ろしい。



この回を担当した榎本博明という心理学者の本がある。

記憶はウソをつく (祥伝社新書 177)記憶はウソをつく (祥伝社新書 177)
(2009/09/29)
榎本 博明

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(実はまだ読んでいません、これから読んで後日書きます)

女子アナ達もそうだが、こういう虚偽記憶の内容を喋る時にはかなり饒舌になるようだ。
聞き手の質問の仕方に拠っては内容の広がりがエスカレートしていく印象もある。

虚偽記憶とは↓クリックどうぞ
虚偽記憶 wiki


そう言えば海外で「私はUFOにさらわれた!」という類の証言も検証するとこれに相当するらしい。
あるいは足利事件で冤罪として無罪になった菅谷さんも、話し方に違和感ある特徴があった。
知的に要領が悪かったり(=ずる賢さが無い)元々自我が弱い人だと容易にこの罠に自ら嵌ってしまうと聞いたこともある。

ド素人の私が勝手解釈するのも良くないが、
特殊な環境、元からの自我や人格の傾向、責任感や恩義への固さ、などの要因が重なって記憶の捏造は起こるのではないか。
「幼児期の迷子事件」くらいなら特に条件が無くても簡単に捏造されてしまう・・。




いわゆる日本軍の悪行を証言する人達に戻るが
その人達が当時置かれた環境、記憶を誘導した側の立場、など詳細を検証して虚偽記憶のメカニズムも絡めて政府が研究すべきだ。
今更だと放置してはいけない。
当事者の人達は多くが存命でなくなっているが、それでも供述書などアチラ側が発表している資料は少なくないので可能だと思う。

戦犯とされていた人達が語ってきた自身の「悪行」「残虐行為」の内容は皆共通して、講演する度毎に、語る度にエスカレートしていたそうだ。
自らがやったとして告白し懺悔する聞くもおぞましい残忍行為、それが益々残忍なものに変わっていくという。
もちろん証拠などどこにも無い。どころか事実誤認と矛盾に満ちている。
これが異常心理に囚われているのでなくて何なのだろう。