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「マニラ脱出記 (フィリピン現地報告)」

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「巣鴨の生と死」 花山信勝

巣鴨の生と死―ある教誨師の記録 (中公文庫)巣鴨の生と死―ある教誨師の記録 (中公文庫)
(1995/07)
花山 信勝

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前書きからこの教誨師がどんな傾向の人か見えてくる。
自ら否定しようとはしているが、本書全体に「自分が自分が」と自画自賛で一貫している。

A級戦犯となった7人の処刑までを3年に渡って「教誨」する訳だが、花山師はどう見ても布教の権化としか見えない。
受刑者の信仰を尊重し、キリスト教信者や神道であればその宗旨に則って協力もする。
が、それでも何か違うと感じさせるものがある。

花山師にとっての戦犯の「罪」とは信仰心の無さであるらしい。
アメリカの方が前線兵士にまで聖書を持たせていたからマシで、その違いが勝敗の一因でもあると。
信仰熱心なのはいいが、一般人としてそう考えるのも勝手だが、この特殊で理不尽な裁判による受刑者に対してはどんなものか。

著者自身のあとがきのこの部分
=====
事実この人達は(軍国主義・七生報国の)肯定者ではなく、そのもっとも痛烈な否定者としてこの世を去っていったのである。
それは単に懺悔といった境地ではなく、これをなおも数百歩も越えて、勝敗も無く支配も被支配もない、個性もない、平等の平和を発見してきわめて心豊かに安らかに生涯を終えたのである。
しかも、こうした受刑者の到達した高い境地は、無言の光となってその家族達を打ち、処刑されていった人の家族にも却って以前には見られなかった、感謝と平和の生活が営まれていることは驚くべきことではないだろうか。
=====

とても美しい言葉の羅列です。とても感動的・・でしょうか。
私はこの表面美しい言葉の裏にもの凄くおぞましい物が見えるのだが・・。

それでも本書は処刑されたA級戦犯の遺書や発言が多く含まれており、花山師の存在を超えて貴重なものに触れることが出来る。
これらの生の言葉からは上記「あとがき」に書かれた師の思いとは全く違う地平が見えてくる。

処刑された7人の多くが「今後の国家の礎(あるいは捨て石)となる」「鬼(神というにはおこがましいからだそうだ)となって国を守る」
「人柱になると思えば喜ばしい」「世界平和のために生贄」など似たことを発言している。

巣鴨プリズン内で発行されていたという「スガモ新聞」の「社説」がいくつか紹介されているがとても興味深い。

『愛国心』と付けられた社説にはこうある(一部のみ抜粋)
=====
「敗戦後日本からは、愛国心という言葉は全く払拭されたような感がある。
国家主義や全体主義にだけ愛国心があると誤解している証左である。
愛国心は、国家の苦難、窮乏にさいしてこそ叫ばるるべきなのだ。今の日本こそ最も愛国心を必要とするときである。
敗戦によって国家主義を追放した日本は、さらに愛国心をも放逐しようとしている。これは祖国の死活にかかる重大問題である。
真の再建は、民主主義に立脚した強固なる愛国の精神に基盤を置かねばならない。
武器を持たなければ愛国心を発揮できないという観念は、もはや揚棄せらるべきである。」

=====
朝日新聞はじめ、特に新聞各社やマスコミのことだろう、戦中とは打って変わった手のひら返しを批判もしている。


ところがだ、花山師はこう解釈を加える。
=====
「武器を持たなければ愛国心を発揮できないという観念は破棄せらるべきである」という、戦犯者としての体験による平和主義の注目すべき宣言がある。戦犯者にしてすでに、こうした自覚に立っていることがーー
=====

先に挙げた「社説」の意図するところはこれか?
私が捉えた意図は「どんな境遇にあっても、敗戦で武装解除させられた今であっても、占領軍駐留の状況にあっても愛国心を捨てるなかれ」だが、違うだろうか。
師は「武器を持たないようにして、平和主義で」愛国心を持つようにしましょう、と捉えている。
まるで福島瑞穂じゃないか。

こんな感じで師は、戦犯者の遺書、言動、を全て自分の勝手解釈にしてしまう。
この鈍感さには恐れ入る。

巣鴨プリズン―教誨師花山信勝と死刑戦犯の記録 (中公新書)巣鴨プリズン―教誨師花山信勝と死刑戦犯の記録 (中公新書)
(1999/01)
小林 弘忠

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↑によると花山師への評価は受刑者の中で賛否分かれていたようだ。
「冷たい人」「死の法悦ばかりを言う」などなど。
A級戦犯(死刑確定者)には受け入れられていたと言うが、実はそうでも無かったんじゃないか。
聡明な人らばかりだったので、受け入れているフリというかそれこそ「慈悲」の心でスルーしてあげていたのでは。
それから師はどうも処刑と言う事象にちょっと一種独特な興味を持っていたようにも感じられる。
学究心なのか教義上なのか個人的好奇心かは分からないが。
生涯終える時の最後にこういう人に見送られた殉難者がお気の毒だ・・。

戦後日本には師のようなタイプが「エリート」として新聞、テレビ、あらゆる方面で大きな顔をし始めた。
ここ2、30年は特に酷くなった。
悪意というのでもない、偽善欺瞞にまみれて奇麗事を言う、それが欺瞞である事にさえ気づかない鈍感な人達のことだ。






「禁断の惑星」

禁断の惑星 [DVD]禁断の惑星 [DVD]
(2000/04/21)
ウォルター・ピジョン、アン・フランシス 他

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=====
内容紹介
西暦2200年、人類は他の惑星への移住を開始した。折しも惑星アルテア4に接近した宇宙船が危険を告げる怪電波を受信した。警告を無視し着陸したクルーたちを迎えたのは20年前に生息を断ったモービアス博士と娘のアルタ、そしてロボットのロビーであった。博士はこの星には怪物がおり、謎の死を運んでくるという。だがクルーたちは博士の言葉を信じず開発にかかる。やがてクルーたちは次々に殺されていった…。

(以下 ネタバレ注意)

いよいよ怪物の猛威が彼らに迫ったとき、クレール人の遺跡のエネルギーが最大出力に達していた事に気付いたアダムスは博士を問い詰める。そして彼は、怪物の正体が「イドの怪物」とでも呼ぶべき、モービアスの潜在意識、自我そのものだということを見破る。移民団やC-57-Dの乗組員を襲った怪物も、実は遺跡の装置によって増幅され具現化したモービアスの潜在意識(憎しみ)のなせるわざであった。そしてクレール人も、自分たちの潜在意識を制御しきれず、巨大なエネルギーでお互いに殺し合い、自滅したのだ。怪物はアダムスや博士達に襲いかかる。
=====

1956年作、この時代にSF映画に潜在意識という心理学見地を取り入れたのは画期的で、後のSF映画に広がりを与えた影響は大きい。

それにしても「イドの怪物」は子供が見ても強烈だった。
見えない怪物が階段をぐにゅっと潰しながら迫ってくる・・
科学の粋を以ってしても防御も抵抗も叶わない、怨念の塊である怪物。

さてそのイド(ラテン語id)とはドイツ語でのエスesでありまして以下wikiより

エス (Es) は無意識に相当する。正確に言えば、無意識的防衛を除いた感情、欲求、衝動、過去における経験が詰まっている部分である。
エスはとにかく本能エネルギーが詰まっていて、人間の動因となる性欲動(リビドー)と攻撃性(死の欲動)が発生していると考えられている部分である。これをフロイトは精神分析の臨床と生物学から導いた。



あと有名なのがロビー・ザ・ロボット
スター・ウォーズのR2/D2、「宇宙家族ロビンソン」のフライデー、おまけに「キャプテン・ウルトラ」のハックなどはこれの子孫と言える。

今見れば造りが稚拙に見えてしまうが、クルール人の超絶科学的エネルギー発生装置遺跡の様相も、後の色んな映画に影響が見られ、どこを取っても先見性が凄い。



巣鴨プリズンの教誨師について

巣鴨プリズン13号鉄扉 裁かれた戦争犯罪巣鴨プリズン13号鉄扉 裁かれた戦争犯罪
(2004/07/01)
上坂 冬子

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巣鴨プリズン関係を読んでいて、特に上記の本を読んでずっと引っかかっている事がある。
以前の記事 ここ にも色々書いたが今日は「戦犯」扱いとなった人達とは違う所へ視点を移してみる。

引っかかっている事とはプリズン専任だった教誨師お2人の事だ。

花山信勝師(はなやま しんしょう)ー浄土真宗本願寺派、仏教学者明治30年(1898年)12月3日 - 平成7年(1995年)3月20日)
昭和21年(1946年)2月から志願により巣鴨拘置所の教誨師となり、東條英機ら七人のA級戦犯の処刑に立ち会う。

田嶋隆純師(たじま りゅうじゅん)-真言宗
1892-1957 大正-昭和時代の僧,仏教学者。花山師の後任としてプリズン専属教誨師。
明治25年1月9日生まれ。真言宗。豊山大(現大正大)で河口慧海(えかい)にチベット語をまなぶ。昭和3年大正大教授となり,6年ソルボンヌ大に留学。24年巣鴨拘置所の教誨師(きょうかいし)となり,戦犯の助命運動につくした。昭和32年7月24日死去。65歳。栃木県出身。号は雪渓。著作に「蔵漢対訳大日経住心品」など。

花山師はwikipediaに項目が作られているし、プリズン関係の著書も広く知られているが
田嶋師はwikiには出ておらず、著書「わがいのち果てる日に」は1953年発行された後再版も無く絶版のまま。

平和の発見―巣鴨の生と死の記録平和の発見―巣鴨の生と死の記録
(2008/08)
花山 信勝

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平和の発見―巣鴨の生と死の記録 (1949年)平和の発見―巣鴨の生と死の記録 (1949年)
(1949)
花山 信勝

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わがいのち果てる日に (1953年)わがいのち果てる日に (1953年)
(1953)
田嶋 隆純

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↑この田嶋師の著書は今は古書でしか手に入らない。古書店でも殆ど見つけられない。
(処刑された人達の遺書を収録したものらしく、「わがいのち」とは田嶋師自身ではなく「処刑」殉難者の人達の事だと思われる。)
一言で言うと花山師はその活動が華やかであり、田嶋師はひっそりとしている

しかしプリズンで収容者たちに「巣鴨の父」として慕われていたのは田嶋師の方なのだ。

上坂氏著書「13号鉄扉ーー」の中に出てくるお二人の動向を要約して書き出してみる。

花山師
・処刑一号となった由利敬中尉のご遺体を見て「こんなにたくさんの木綿の布をよくもまあ惜しげもなく、と私は眺めたのを覚えとります」
(著者の上坂は、不遜に聞こえるが物資不足=持たざる国を髣髴とさせる、と無理やり擁護している感あり)
・福原勲大尉が自殺未遂を起こした後、監視が厳しくなるが「この事件を機に彼は仏道に精進し、絞首台に上がるときには完全に悟りの境地にあった」
(自分が仏道を説いてやったからその境地を得られた、とでも言いたいのか。あるいは本願こそが悟りへ導くとしたいのか。「悟り」が本当にあったのか、どうも短絡的に思えてならない。
そして何より無実の罪を押し付けられた人間が、なぜ処刑に対する悟りを得なければならないと言うのか疑問)
・A級戦犯7人の処刑を見取った後、退職しハワイへ。
(布教活動のためとは言え、オキラク感が否めない。宗教者とは言え人間の極限状況に付き合う日々はストレスだろうが志願して教誨師になったのではないのか)

田嶋師
・師の発願により昭和28年池袋・護国寺境内に「身代わり地蔵尊」が建てられた。
宗教講和よりも一人でも多くの減刑をとの点に終始し、そのために献身した
実際にGHQ側裁判官さえ動かし減刑嘆願書に多くが署名した。
・禁じられていた戦犯の遺書を外に持ち出した。「真の正直とは人間の情を何よりも優先すること(と思い至って盗み出した)」「(盗んだ)罪を負うまいという自分を捨てて無になろうと自分に言い聞かせたりもしました」

総じて見ると
花山師は上から目線、田嶋師は共に苦しみ寄り添う
この違いは個人的な資質に拠るものか、あるいは宗教教義的な違いなのか、判断は出来ない。
が、花山師の属する本願寺の戦後の動きを考えると宗派団体そのものの体質が現れている気がしないでもない。

親鸞の「善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」。
「悪人」は衆生みなというのでなかったのか。
理不尽な裁判に拠って「罪人」とされた人達を、元から悪人の上に悪行を犯した人と見做した面は無かったと言えるのか、そして自らも悪人と見なした人達を救済へ導いてやるという(上から目線の)意図があったとしたら、いったい教誨師とは何なんだ。


ここ最近「ヘイトスピーチ」のデモをやっているとマスコミに否定的に書かれ、先日メンバーが逮捕までされてしまったという在特会、彼らは本願寺関係にまで抗議活動をしている。(東・西、両方?)
(小心者の私はここに貼る勇気が無いので「在特 本願寺」でyoutube内を検索して下さい)
在特会は言葉が荒くその点では共感できないが、ここまで突っ込んで偽善欺瞞を糾弾する勇気にだけは敬服する。




「文字禍」 中島敦


文字禍文字禍
(2012/09/27)
中島 敦

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古代アッシリアの学者が王の命令で「文字の霊」を研究する。
書物(瓦・粘土板に掘られたもの)が積まれた図書館で研究に没頭するが、ある時一つの文字を凝視しているうち不可思議な事が起こる。
「一つの文字を長く見つめている中に、いつしかその文字が解体して、意味の無い一つ一つの線の交錯としか見えなくなってくる。単なる線の集まりが、なぜそういう音とそういう意味とを持つ事が出来るのか、どうしても解らなくなってくる。」
「単なるバラバラの線に、一定の音と一定の意味を持たせるものは何か?」
その後ろには何者かの存在が在るに違いないと、この体験によって博士は「文字の霊の存在を認め」るに至る。

この体験とはつまり文字のゲシュタルト崩壊
殆どの人が経験したことがあるだろう、あの不思議な感覚。

自分の経験で言えば、小学生の時にこの感覚は一体何?自分もしかしてアホになったんだろか、他の誰もこんな事思ってないよなあ、と密かに思っていた。
百字漢字帳は文字悪魔の巣窟であった
「龍」なんて字は悪魔の字。百字どころか二行目三行目で崩壊してしまう。
200字分書けと言われて3行目で崩壊しているのに、その後どうしろと言うんだ。
人に拠って崩壊に至るレベルの違いはあるようだが、私は特に地名に弱い。
なぜか各務原(かがみはら)、岐阜(ぎふ)、クアラルンプール、などに弱く書かなくても口に出すだけで崩壊しかけてしまう。
我ながら耐性が弱すぎる

本書に戻って。
「獅子と言う字は、本物の獅子の影ではないのか。それで獅子という字を覚えた猟師は本物の獅子の代わりに獅子の影を狙い、女と言う字を覚えた男は、本物の女の代わりに女の影を抱くようになるのではないか。」
「(文字を持つ以前は)歓びも智慧もみんな直接に人間の中に入ってきた。今は文字の薄被をかぶった歓びの影と智慧の影としか、我々は知らない。」

これはつまりいわゆる記号論というものの事でしょうか。
シニフィアン、シニフィエという言葉があったなあ。

人間は言葉というものに規定され支配される。
プリンですよ召し上がれ、と言われて食べてみたら玉子豆腐だった時の衝撃。(そんな経験は無いが)

博士の所に若い歴史家がやってきて問う「歴史とは昔在った事柄をいうのであろうか?それとも粘土板の文字をいうのであろうか?」
博士は答える。「書き漏らし?冗談ではない。書かれなかった事は、無かったことじゃ。歴史とはな、この粘土板のことじゃ。
「文字の精どもが一度ある事柄を捉えて、これを己の姿で現すとなると、その事柄はもはや不滅の生命を得るのじゃ。」

怖いですねえ。嘘も百回言えば(書けば)本当になる、なんてどこかの国みたいですねえ。

そして博士はとうとう文字以外の日常でもゲシュタルト崩壊を起こし始め、文字の霊への崇拝を止めよ、と説くが王の機嫌を損ねる。それもまた文字の霊の博士への復讐なのであった・・・



SDから 239
ぼく人間の「ごはん」という言葉だけは知ってるで




大阪万博やら切手やら

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「神々の深き欲望」

NIKKATSU COLLECTION 神々の深き欲望 [DVD]NIKKATSU COLLECTION 神々の深き欲望 [DVD]
(2009/07/17)
三国連太郎、河原崎長一郎 他

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=====
神話が息づく南の島を舞台に、島を支配する因襲と葛藤する人々を通して人間の生と性を描いた人間ドラマの傑作。「にっぽん昆虫記」の今村昌平監督が初のカラー作品に挑んだ。現代文明と隔絶しているある南の島。二十数年前、島は暴風と津波が猛威を振るう。嵐が過ぎ去ると、根吉の作っている神田に真っ赤な巨岩が出現していた。島民たちは凶事の原因について話し合い、島の神事を司る根吉が妹ウマと淫らな関係にあるためだと彼らを罰する。そんなある日、東京から技師が開発工事の事前調査に訪れた。しかし、調査はことごとく島民の妨害に遭ってしまう。
<allcinema>
=====

1968年作品
今村昌平・監督
先日亡くなった三国連太郎主演。
他にも加藤嘉、河原崎長一郎、嵐寛寿郎、扇千景・・そうそうたる名優陣。

三国連太郎は晩年は「釣りバカ日誌」の好々爺ぶりが印象深いが、若い頃はドロドロでした
「越後つついし親知らず」での佐久間良子との絡みも相当なものだったなあ・・
この人の経歴をwikiで見ると、出生から戦中戦後、波乱万丈で凄いものがあります。強運の連続でよくぞ90歳まで生きて好演してくれたものだ。

扇千景は言わずと知れた小泉内閣での元国交大臣。
奄美大島沖で海保が不審船からの銃撃を応戦、結果自爆で沈んだ不審船の引き上げを命令し調査させた扇の功績は大きい。
(確か自民党内で不審船が中国関係だったら困るから止めろと言った人がいたなあ、誰だったかなその国賊は)
「北の工作船」ときっぱり言い切った気概はたいしたものだ。
この人の後継とも言えるのが、今の自民議員、西田昌司、森まさこ大臣、義家弘介だそうです。

昔の俳優女優は時代背景もあるが、その人自身の人生がまるで映画のようだ。




「『天皇の軍隊』を改造せよ」

「天皇の軍隊」を改造せよ: 毛沢東の隠された息子たち「天皇の軍隊」を改造せよ: 毛沢東の隠された息子たち
(2012/02/08)
高尾 栄司

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「天皇の軍隊」と呼んだのは本多勝一と朝日新聞。
中国共産党が日本皇軍を共産主義者というより反日・侮日戦士へと改造した、その複雑な流れを取材・記録したもの。

新たに知ったこと、気付いたこと、感じたことなど多々あったのでメモしたままを箇条書きで書いてみます。




田辺氏著書は撫順での証言の検証を中心としているが、本書は戦時中の日本共産党員の動き含め俯瞰的、総合的に流れを検証
当事者への取材も多い

・「人間改造」発案者は毛沢東である 
 「天皇の兵隊」から「毛沢東の息子」へと改造される

戦時中から近衛文麿は日本敗戦後のの共産革命化を憂えていた
 内外の日本人共産党員の動向を見抜いていた
 ソ連を頼る、ソ連を講和仲裁者と望む勢力を警戒していた
 
 昭和天皇への上奏書の中にある

・前田が工作員リーダー 民間人であり満州で共産党に拉致された 学歴は特に無い
 帰国後、野坂参三に共産党入りを拒否された

・北朝鮮の拉致と似ていなくもない

林航空隊
 林は改造されたが、部下全員がそうではない
 拷問に遭い、残忍な処刑を見せられ隷属せざるを得なかった
 
 林航空隊が創設し訓練した人民解放軍空軍の精鋭パイロットが、建国の国慶節、天安門広場上空を飛んだ
 ↓
 毛沢東は改造の手ごたえを得て、ソ連から日本人捕虜を受け取り改造に着手


通化事件
 八路軍により反乱暴動を仕組まれたーこれも前田工作員の謀略
 反乱を計画し煽ったのも日本人共産党員
 少なくとも4000人の日本人犠牲者
 
 
 通化の赤十字病院
 事件の後、捕らえられた病院関係者らが中国各地で「留用」され、病院建設指導などした
 長い人で戦後13年

共産党の意図は「捕虜は生かして利用する」
 100人であっても帰国してから証言し、活動させれば大きく広がる
 →現実に拡がっている(マスコミ、教育・大学、法曹界など)


・通化事件での成功を元に撫順戦犯管理所で約1000人の日本人改造
 300人ほどは満州国官僚、関東軍参謀、将校将官など選ばれて
 中共極秘の国家プロジェクト 
 現場の工作員でさえ改造の成功を疑ったが、日本人同士で改造の極致までもっていった
 日本人は改造されやすいと気付く
 撫順ではシベリアから移った国友がリーダー
 優待政策で改造する
 「地獄を作っておいてそこに仏を置く」  

・撫順で下級兵から改造されていった、下からの突き上げ、吊るし上げ
 病気になった時の所内医師看護婦の親切から変わることが多かった

坦白ー自分の過ちを暴露し自己批判すること
 これをやると賞賛されるーアメとムチ
 集団学習という名の(でっち上げ)罪の申し合わせ
 


・「軍国主義批判」「天皇制批判」「認罪」の三点
 
・管理所での指導員は末端まで現在に至るまで共産党幹部として優遇されている
 その後は大学教授など
 子や孫は特権階級であり裕福な生活保証、病院も特別扱い、子の家族は日本で暮らし日中行き来してビジネス
 孫は英国留学など

・工作員の一人、張は父親が満州国総理であったが早稲田大へ留学しマルクスレーニン主義を学んだ
 溥儀や満州国要人の日本人と交流があったが戦後共産党公安部に入り、旧知の日本人を改造する側に

中国人自ら手を出さず、日本人同士で改造、吊るし上げ、スパイ行為などさせる
 まるで尼崎連続殺人事件の角田美代子のよう
 仲間や同胞を守ろうと逃れられなくなる
 告発と暴露 上官へ下からの突き上げ
 仲間の罪をあげつらい、「友を売る」ことで賞賛される
 

・シベリアでは反軍階級闘争、撫順では「認罪」が中心となる
 帰国者はアカとされたがソ連抑留帰りは日本軍の「残虐行為」を証言することはない
 これが違い

・収容所で密かに自覚したままの者もいたが、表向きだけでもと創作し、「非道悪行」を描き作品に仕上げた
 指導員から何どもチェックが入る、嘘でもいいから書けと言われる
 創作された物が出版された「三光」がそれである

・「軍国主義批判」「天皇制批判」「認罪」の三点

・死刑も無期懲役も出して成らぬとした周恩来の言葉「20年後に正しいと分かるだろう」
 70年代に中国交正常化し、中帰連や本多らの著書が出版されその通りになった
 日中国交回復運動そのものが彼ら洗脳された者が主導した
 ニクソンショックが輪をかけた

・帰国後中帰連は二つに分かれる
 毛沢東側「正統」と、日本共産党
 日本共産党は毛沢東とは没交渉であり日中国交正常化に際しては社会党や公明党が動く

・「改造」された人達が自ら申し出て戦犯管理所だった場所に6メートルの高さのある「謝罪碑」を立てる
 朽ちることも無い、残る

・捕虜の留用、洗脳は明らかに国際法違反

「絶対的な人格への傷」と作者は書く
 明らかに普通で無い謝罪風景、非人道的謝罪
 人権、国際法の観点から見直すべき


・国際法に訴えるどころか歴代首相がアジア諸国への謝罪を繰り返す、謝罪文化の種を撒いた


以下は自分が感じたことーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・死刑も無期懲役も出して成らぬとした周恩来の言葉「20年後に正しいと分かるだろう」
 70年代に中国交正常化し、中帰連や本多らの著書が出版されその通りになった
 日中国交回復運動そのものが彼ら洗脳された者が主導した

・日本人は「善人でありたい」や恩義や性善説的対人観が利用される
 恩を受けても知らん顔できる中国人なら洗脳は無理
 善人であるな、卑怯であれ、道徳心など失う必要は無い
 そうでない人間もいるということ、想像を絶する方法で人を操る類の人間が存在すること、そのおぞましい方法など
 それらが存在する事
を教えるべき

・日本人は洗脳されやすいか
 罪の意識を植え付けられる、恩に報おうとする、恩義に硬い、性善説的人の良さ
 徴兵されたこと、上官の言いなりになること、故郷での貧しさなども利用された

・工作に関わった中国人朝鮮人の殆どが日本留学の経験あり
 孫文、蒋介石など含め留学生が日本を陥れる
 現在アメリカや日本に渡っている中国人留学生は将来どうだろう

・国交正常化で動いた中帰連正統メンバーは周恩来から「もう認罪・謝罪はするな」と言われた
 その頃国内での講演などで「嘘の罪の告白」がエスカレートしていた
 南京事件に関わったと自白講演する者は事件当時7歳でしかなかったなど明らかな嘘が横行
 周恩来も行き過ぎた認罪は危険と判断したか

・中帰連が中国に謝罪する極悪非道の行為の詳細は
 実は通化事件において残留日本人が中国共産党・朝鮮義勇軍にやられた光景そのものだったのではないか
 関東軍参謀や満州国官僚でありながら民間日本人を守ることが出来なかった、後悔と懺悔の念が形を変えているのではないか
 既に一切の記憶も自覚も失せているが、懺悔の念だけは念として残る
 謝罪とは実は助けることが出来なかった日本人への思いではないのか


・共産党に利用されたのは撫順戦犯管理所の日本人だけではない
 大陸での脱走兵、脱落者、あるいは元からの共産党支持者
 102歳で無くなった(報道ステーションの中で)「神の医師」とされた山崎宏氏もその一人と考えられる
 本人の善意とは別に、中国共産党にとって利用価値のある人間として重宝されたのは確実
 

 報道ステーションがやったように向こうの意図のままに報道することの異常さ、
 美談としてあるいは日中友好の好例として取り上げられるが、実際には巨大なプロパガンダ戦略の犠牲者である 
 美談や偉人として賞賛して済む問題か
 山崎は「日本皇軍の残虐さ、中国人民の親切さ」を強調し贖罪のために中国に残り金儲け度外視で医師を続けた
 44年に脱走して後の行動が不明、「彷徨ううちに中国人に助けられた」のみ
 戦時中より八路軍は日本脱走兵や捕虜を「生かして利用」を実行していた


・卑怯な者ほと上に立てる、卑怯という才能ある者の下克上
 自己愛強い者、ルサンチマン、コンプレックス強い者が上に
 中心にあるものは欺瞞偽証
 共感や人道を理解できない者が上に
 マルクス経済でさえない、「共産」とは実質無関係
 ーこれが「共産主義者」の本質と考える 
 実質悪魔主義と読んでいいくらいだ
 勇敢で信義恩義重んじる者、サムライ精神ある者ががリーダーとなる世界とは真逆

・最終的には「人間を改造する」「世界人類を改造する」が目的
 上記悪魔主義により特権階級となった者が牛耳るため
 これがディストピアでなく何だろうか
 オーウェル「1984」、オルダス・ハクスリー「すばらしい新世界」などディストピア小説の世界=共産主義


・「南京虐殺」「従軍慰安婦」などの捏造を世界が事実認定して日本を糾弾する世界は
 これら共産主義=欺瞞主義、悪魔主義に飲み込まれる事を意味する
 
・実際「日本人戦犯を改造することがすなわち世界人類を改造することに繋がる」との中国工作員の発言がある
 日本は洗脳を国際法違反としても世界に広めるべき




明治時代の給料

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「洗脳」された人たち?

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「南京大虐殺」の冤罪を晴らす

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