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「自衛隊 影の部隊」


「自衛隊 影の部隊」 山本舜勝

自衛隊「影の部隊」―三島由紀夫を殺した真実の告白自衛隊「影の部隊」―三島由紀夫を殺した真実の告白
(2001/06)
山本 舜勝

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これまた面倒な本をふんじゃってくれたもんですね~。

三島由紀夫の師匠であり『盾の会』の指導者であり自衛隊調査学校の副校長であった山本舜勝が80才過ぎて語った三島自決までの経緯。
山本氏は戦前は陸軍中野学校の教官であったと言うからホンモノですなあ。

三島がなぜ自決に至ったのか、死なせずに済むことが出来なかったのか、告白しているが文脈からは結局はああなるしか無かったとも取れる気もする。
政府の状況も社会風潮も「三島クーデター」を受け入れる地盤も無く時機でも無かった。

40年も経った今となってみれば、確かにクーデターが成功していたとして自主憲法・自衛軍を持てたとして、日本人一般社会が右・左に関わらず受け入れられず、結果失敗に終わったと思う。
米ニクソンも中国に近寄り始めていたし、自民党もそれに負けじと国交正常化を目論んでいた、そんな時期には。
逆に三島はだからこその時機と考えたのだろう。今を置いてはないと。

山本氏もクーデターを避けさせたし、自衛隊も政府も国民も皆が避けさせたようなものだ。
そして今に至っている。
三島は民主党政権という(戦後体制の日本が産んだ)イドの怪物誕生をも予見していたと思う。
けれどほとんど誰も三島には付いていけなかった。

山本氏には後悔があったと思う。やらせればよかったとの後悔。
結果失敗に終わろうとも80年代以降の政権のぐちゃぐちゃ具合、宮沢首相が近隣諸国条項なるものまで生み出す事態になるような日本にさせるよりはマシだったんだろう。

三島自決からちょうど40年の2010年には三島が取り上げられる事が多かったが、あのイドの怪物・民主党政権を見て三島が生きていたらどう感じたかと想像したコメントを割りと目にした。
尖閣問題でのセンゴク大臣の動向を見たりしたら。
戦後体制の権化・妖怪のような鳩山首相など見たりしたら。
とは三島に興味ある者なら誰もが考えてしまっただろう。

三島と山本氏は民間防衛=不正規軍を構想していた。
領土侵略など直接侵略と同時に間接侵略・情報戦を予見しており、そのためにも「影の部隊」である調査学校が民間防衛軍を組織訓練する必要がある。
情報戦、思想戦、宣伝戦での危機感を心底抱いていたようだ。
今となれば一般人にも理解するのは難しくない。

山本氏はこう書く
「最後の決起は、この国の行く末を案じるがための、捨石としての死であった。自己の保身をのみ考えて立とうとしない将官達と、自らの運命に鈍感な全ての自衛隊員に対して糾弾し、反省を促したのである」

ここに「鈍感な日本国民に対して」も当然入れたかっただろうが、山本氏の立場上国民を責める訳にはいかないので抜いてあるんだろう。
「捨て石」と言う事はいつかはそれを基に成し遂げるべき事柄が存在するということ。

妖怪政権が終わってやっと普通の日本人の手に政権が戻った気がするが、安倍さんはどう動いていくんだろうか。
根性据えて自主憲法制定へ向かってくれるんだろうか。




18.jpg
そんなことより早くゴハンちょうだい
カリカリじゃなくて金缶まぐろね





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