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「洞窟の女王」

「洞窟の女王」 H.R.ハガード 

洞窟の女王 (創元推理文庫 518-2)洞窟の女王 (創元推理文庫 518-2)
(1974/05/24)
H.R.ハガード

商品詳細を見る


古典的冒険活劇。
スピルバーグは絶対この本やハガードの冒険シリーズを読んだに違いない!

古文書を頼りにアフリカ奥地探検で出会った「2000才の」美女アッシャーにいざなわれ「生命の炎」があるという洞窟へ向かう。
インディ・ジョーンズかクリフハンガーかという断崖絶壁続きを延々と行く。
無理でしょ、落ちるでしょ、と思わなくも無い。
命を永らえる、美を保つのは並みの努力では無理と言う教訓

2000年の時を経た恋の物語でもあり、女の執念怨念話でもあり。
結末は怖い、悲しい。

この作品は日本では昭和3年に初めて翻訳発行されたようだ。
こんなページを見つけた↓

洞窟の女王 平林初之輔・訳 ←ここをクリック

底本:世界大衆文學全集第二十八卷『洞窟の女王 ソロモン王の寶窟』,改造社 (昭和三年七月一日印刷,昭和三年七月三日發行)

とある。
こっちの訳本は著作権が切れているからか、全文紹介してありますね。

ーーーーー
第二十六章 あゝ何たる光景ぞ

-- あゝ恐ろしや! -- 髮は床の上へばさ〜拔け落ちてしまつた。「まあ!まあ!まあ!」とジョッブは甲高い恐怖の聲で叫んだ。彼の眼は顏から飛び出し、脣の間からは泡を吹いてゐた。「まあ!まあ!まあ!あの女が萎《しぼ》んでゆく!猿になつてゆく!」かう言ひながら彼は發作を起して、口から泡を吹き、齒をくひしばりながら地べたにどさつと倒れた。

彼女は益々小さく凋《しぼ》んでいつて、たうとう猿位の大きさになつた。皮膚には無數の皺が生じ、醜い顏には何とも名状できない程の老齡のあとがきざみこまれた。私はこんなものを未だかつて見たことがない。誰だつて、生後二ヶ月の赤ん坊位の大きさで、頭だけ大人のやうに大きくて、その恐ろしい彼に、無限の年齡をきざみつけられたこの時の彼女の顏のやうなものを見た人はないに相違ない。
ーーーーー

何たる光景ぞ!
あゝ恐ろしや!


っていいなあ、こういう感じが。
こういう冒険物にはレトロ調・旧仮名遣いが似合う。
昔の人は映画や液晶画面でインディ・ジョーンズが見れなくても、この文章で存分に想像の羽を広げてたんだろうなあ・・




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