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「わが魂を聖地に埋めよ」

 

「わが魂を聖地に埋めよ」 ディー・ブラウン 草思社

わが魂を聖地に埋めよ―アメリカ・インディアン闘争史 (上巻)わが魂を聖地に埋めよ―アメリカ・インディアン闘争史 (上巻)
(1972/01)
ディー・ブラウン

商品詳細を見る


原題は Bury my heart at Wonded Knee
Wonded kneeとは「傷ついた膝」という名の川creekであり、heart とは正に心臓のこと。

クレイジー・ホースと呼ばれたスー族の戦士の心臓が埋められている埋葬の地。
クレイジー・ホースは合衆国将軍との会談だと騙される形で捉えられ刺殺された。

合衆国側=入植白人は初めインディアンと土地を巡って条約・契約を交わしていたが、ゴールドラッシュが始まると条約も無視されることも多く、裁判に訴えてもインディアンは捕らえられたり騙されたり。
その時の必死の抵抗の様子がハリウッド映画西部劇では茶化された形で「インディアン嘘つかない」となった。
裁判の様子なども詳細に書かれてあるが、これは極東軍事裁判を思い起こさせる。
100年経てもやることは同じか。

でその「傷ついた膝」に最後のスー族が追い詰められ多数のインディアンが射殺され捕らえられた。
ビッグフットと呼ばれた長老の凍結した遺体の写真も残っており本書にも載っている。

インディアンが皆善人な訳でもなく、卑怯に白人に取り入る者・部族もあり、孤高孤独に最後まで抵抗する部族あり、あるいは教育熱心で白人と同化しようとした部族あり(これも最後は騙され「涙の道」と言われる強制移住に遭った)
合衆国側も義を通そうとする者もおり、だが結局は大統領の方針・指示が全てであり、ゴールドラッシュの強欲さの前には抵抗できる者も居なくなり、メキシコとの戦闘もありで西部全て合衆国に組み入れられた。

近年はインディアン視点から歴史見直しもあり、「先住民の権利」として世界的に活動もあるらしいが、
何を間違ったか日本のアイヌまで問題化したい勢力が加わったりしているようだ。
アイヌは日本人であり日本人自体がアイヌの血を引く先住民であるのに、何を利権化してるんだか。

今はインディアンの文化・精神性が見直される事も多く、ヒッピー文化(ドラッグ文化)流行の頃には「呪術師と私」などでカッコイイ面がかなり取り上げられた。
現実はインディアン居留地(リザベーション)でのカジノなど良くも悪くも問題が解決しているとは言えないようだ。

そして近年日本でも北米インディアンの事を「ネイティブ・アメリカン」と呼ぶ事が多いが、インディアン自身はそれを嫌がっているらしいことを知った。
ネイティブと言うとカナダ~中南米まで含み合衆国内インディアンのアイデンティティがあやふやにされてしまうからだそうだ。
本来なら部族名が一番だが、ネイティブと言われるよりインディアン呼称がマシということ。

インディアン関係を読むときに聴きたい曲がある
medicine manとは薬草を使う呪術師のこと。


Michael Martin Murphey - Medicine Man













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