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今まで気がつかなかった「生長の家」体験

(今日の本題は後半に書いております)

民主主義の幻想 (教文選書)民主主義の幻想 (教文選書)
(1986/09)
勝田 吉太郎

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著者の勝田吉太郎とは
勝田吉太郎 wiki

勝田氏はずっと保守の論客重鎮としてきた訳ですが、↓この事件以来、様子がおかしいらしい。
久保事件 wiki

久保事件(くぼじけん)とは、2000年、鈴鹿国際大学教授久保憲一が部落解放同盟の肝入りによる三重県人権センターへの批判的発言を理由に教授職を解任された事件。


解任した当人が学長であった勝田氏です。
ドウワに屈したというのか何があったか想像するしか無いですが。
そして小泉政権時の首相靖国参拝を批判したと言う。
保守重鎮中の重鎮のはずがとんでもない変節。
それ以来、隠れ左翼・営業保守などと呼ばれることもあるらしい。

けれど上記の著書や↓これを読む限りでは、とても隠れ左翼などとは思えない。

敗戦後遺症シンドローム敗戦後遺症シンドローム
(1983/01)
勝田 吉太郎

商品詳細を見る


以前この本に関連してアップした記事 「敗戦後遺症シンドローム」

1982年歴史教科書問題で中国韓国の反発があったことに関してこう書いています。

今や私は、これを有難いことだったと思うようになっている。願わくば、今後も高姿勢を堅持して、日本政府と国民にあらん限りの悪罵と嘲笑を浴びせてもらいものである。
韓国政府も中国に倣って日本政府と国民に侮辱を与えてもらいたい。
その結果、日本国民にーー殊に「敗戦後遺症」が尾を引いて腑抜け同然となっている多くの日本人たちに、国民的な誇りと矜持の念や国家的名誉の感情を覚醒させることが出来るならば、これ以上結構な「外圧」はないではないか!

自由の民たる気骨は、独立不羈の精神、自尊の気風と同義である。それは同時に、国民的誇りの感情や国家の名誉という観念と不可分に結びつく。
中韓両国の度重なる侮辱がこの道理を我々に教えてくれるように念願しない訳にはいかないのである。



特に中国についてはこんな感じ。

ソルジェニーツィンが念頭に置いているのは、やがて未来のある時点に宿命的な仕方で日本列島を脅かすかも知れぬ中国共産主義のことである。
「隣国であり、古くから文化の繋がりがあるため、日本人には中国の共産主義がより良いもの、よりソフトなものに見える。が、それは大きな誤算であり、日本の全歴史的運命の終焉さえ招きかねない」こうソルジェニーツィンは(来日時の)講演で力説した。



ソルジェニーツィンは読売新聞寄稿論文の中でこう書いている。
「共産主義、それは生命の否定であり、国家の死に至る病であり、全人類の死である。そしてこの地上には共産主義に対して免疫性のある国家は一つも無い」


1999年の上記久保事件までは(までかどうかは不明ですが)こんな風に、示唆に富んだ保守思想をきっちり書いてくれていた訳です。


最初にあげた本「民主主義の幻想」に戻ります。
『左翼知識人の心理』項目がなかなか面白い。

「一体なぜ 進歩的知識人 が社会主義とマルクス主義に見果てぬ夢を託しているのであろうか」として7つあげているので要約してみます。

・(1986年出版なので「ソ連」となっているが今なら「中国」に置き換えられるか)日本のインテリにはソ連に対する不信感と恐怖感がある。ソ連の世界支配を恐れて言論を自己規制している。

・社会主義を美化する知識人の心理には防衛メカニズムが働いているのではないか

・「知識人の過剰生産」となった高度民主化社会では「知的プロレタリアート」となって資本主義文明批判に捌け口を求める

・資本主義経済の元では俗悪なコマーシャリズムが氾濫するので、それに対する反発

・ブルジョア階級知識人は敗北するはずなので、勝者になるだろうプロレタリアート階級側に付かねばという打算

・隠された「権力意志」がある。「解放のイデオロギー」の奥底には権力への野望が隠されている。

・遠くから見れば美しく見える。



これだけの事を書いている人が変節するとは一体何があったのでしょう。
ほんとに不思議です。







さてここからが本題なんです(笑
私自身の体験談でございます。
「生長の家」に纏わる話です。

上記「敗戦後遺症シンドローム」は日本教文社から出版されていて、日本教文社と言えば生長の家です。

今更ですが一応wikiリンクを
生長の家 wiki

話は飛びますが
若い頃サヨク活動をしていたとおっしゃる有名ブロガーさんがおられます。
たまにお邪魔してコメントも書かせて貰ったりしています。
ブログ主様は今は保守の側でいられて見識豊かな方です。
その方が「中国文化大革命の実態を知ったのは80年代になってから」と書かれていたのであれ?と不思議に思いました。
私はなぜなのか60年代から文革のえげつなさ悲惨さを耳にしていました。
それはないだろうと言われても、やっぱり家族や教師から聞いていたのです。
田舎の土地柄でどうしてだろうと考えて、戦前の元軍人さんやシナ行き商売人だった情報通の人がいたからだろうと考えていました。

それで先日、何気にふと気がついたのです。
生長の家だ!と。

私の祖父は生長の家の信者という訳ではなかったが、よく冊子を読んでいた。
冊子はいつも夕方頃に誰かが持って来て、その時には家族の誰かが「生長の家の~~」と祖父に呼びかけるのを聞いた。
祖父は他にもそれ系統の本も読んでいたように思う。
父はほぼ無関心、母は「宗教には嵌らないようにしてもらわないと」とぼそぼそ言っていた。
それでも祖父含めて皆、特に宗教に深入りすることもなく真言宗のお寺さんに法要に来てもらうし神棚もあって至って普通、プラス創価学会を嫌っている家庭だった。
ついでに言えばどこからともなく大学進学に当たっては「民青と原理と名が付くものには近づくな」と言われた。(笑)

学校には元軍人だった教師がいて祖父と似たようなことを話しており、その先生もそうだったかも知れないと思える節がある。
文革のあれこれも、反共のそっち方面から子供だった私の耳にまで入っていたのかも知れない。
うちの田舎地域には信者さんが多かったのかなあ・・



生長の家は以下のように(かつては)完全に反共の保守です。

1949年(昭和24年)に「生長の家教団」として宗教法人格を得て、組織の再構築を行った。その後は妊娠中絶反対運動などでも積極的に政治活動を行うようになり、伊勢神宮の神器の法的地位の確立(一宗教法人の私物ではなく皇位継承と特別な関係のあるものと主張)や、靖国神社国家護持運動など右派活動を行った。さらに、建国記念の日の制定や、元号法制化に教団を挙げて協力した

新教育者連盟をはじめとする、生長の家右派の信徒は、積極的に『新しい歴史教科書をつくる会』の活動に参加した。つくる会の構成員には生長の家の信奉者が多いこと、『生命の實相』が1,900万部を売り上げたことでも知られる。また、つくる会の内紛は、生長の家信者の政治闘争がひとつの原因だと言われている。


創設者・谷口雅春の代表著書は『生命の実相』ですが、これは平沼赳夫氏の愛読書だそうです。
私は読んだことも見たこともありませんが。


そんな事で自分のことに戻ると
知らぬうちに爺さんから「生長の家」思想の何らかを影響受けていたんじゃないかとこの年になって思い至った訳です。
爺さんがちらほら口にしていた言葉は今から考えると確かに生長の家の保守思想ぽい
二十歳過ぎてから逆に左がかった事に興味を持った私は、親許離れてから憧れの朝日新聞!もちょっとの間購読してみたりした。
我が家はずっと産経新聞と地方新聞の二紙だったので、一回「あの有名な」朝日を読んでみたかった(笑)



今は生長の家もどうなってるんだか
3代目にあたる現総裁はあろうことかかなり左傾化しているそうで、それを嫌う信者は離脱し本流復古運動をしているらしい。
「新しい歴史教科書を作る会」の内紛も、生長の家分裂に起因しているという。

谷口雅春の著書は読んでみたいけれど、生長の家それ自体は期待はもう出来ないだろうなあ。












長文だらだら、ここまで読んで下さってありがとうございます
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コメント

どこまで沁みこんでいるのでしょうか

お久しぶりです
今朝は不思議な気分です
今、自分が『ある』のが不思議だと言うことです
幼少の頃から周りは共産党だらけでした
デモにもよく参加しました
創価学会の折伏会にも何度も行きました
働きだしてからも
中学の同級生の女子に
数人が集まって家で食事会をするので『来て』と
呼ばれて行きました
熱心に入信を勧められました
ギブミーチョレートだった私は
進駐軍の催したパーティーや
『愛児館』にも頻繁にいきました
アンドレスさんという神父さんを
覚えております
シスターは『顔』は覚えてますが
名前は出てきません
私は共産党員、学会員でもなく
キリスト教徒でもありません
『無傷』でいられました
今朝貴ブログを開けたことが
不思議でした。

>ウナさん

コメントありがとうございます。
家庭や地域柄というのは影響ありますね。

私の家では物心付いた時には避けるべきもの忌むべきものとして
共産党、社会党、日教組、創価学会が刷り込まれていた気がします。
例えば「うちの地域に珍しく日教組教師が一人来た」
大学受験する時に「立命館は共産党が多いから除外」など耳に入る訳です。
逆に私がアマノジャク性格なので周囲から左傾化するとかカルトに入ってしまわないか冗談含めて言われたりしました。
実際そっち系の本も読んでましたし。
良い悪いは別として、家庭や地域に生長の家的なものが無いとしたら
それ以外の左系のものや他の新興宗教がなだれ込んでもおかしくない訳ですね。

我ながらよく反抗心や天邪鬼心からソウカに勧誘されたり左傾化しなかったものだと思います(笑)



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