プロフィール

紺屋の鼠

Author:紺屋の鼠
近代史・政治・社会情勢
読んだ本あれこれ
古いものが主の映画・音楽

(記事への拍手をありがとうございます。
共感していただいて嬉しく励みになります)

フリーエリア

にほんブログ村ランキングに参加してみました。 プチッとよろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

リンク

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「幼児化するヒト 永遠の子供進化論」


幼児化するヒト - 「永遠のコドモ」進化論幼児化するヒト - 「永遠のコドモ」進化論
(2005/04/20)
クライブ・ブロムホール

商品詳細を見る


ーーーーー
サルからヒトへ進化したはずの人間、本当はひたすら幼児化しているだけ? 地球上で最も奇妙な進化のプロセス=幼形成熟(ネオテニー)を続けてきた人間の起源を、様々なエピソードを交えつつ証明した斬新な進化論。

「ロリコン」「負け犬」「同性愛」は、必然だった!?地球上で最も奇妙な進化のプロセスを続けてきた人間。この不思議な生物の起源を様々なエピソードを交えつつ証明した斬新な進化論。
ーーーーー

文章も平易で素人にとって分かり易く、面白い。
現生人類はチンパンジーの乳幼児とそっくりだそうだ。幼児形で留まったまま一生を送る。
理論は聞いたことはあったが、一夫一婦制から同性愛から芸術や独創性までこの理論で説明がつくとは!
日本人論まで(ちょっとだけ)展開しているとは!
学術的に正当派かどうかは知らないが

今時はコーカソイド、ネグロイド、モンゴロイドなどの「人種」分けは否定される事が多いようだが、本書ではバンバン分けて分析している。
平等主義が行き過ぎて人種分類するな!と言うほうが便宜上も不便だろうに、この点しっかり分類しているから分かりやすい。
そして本書の主題であるネオテニー(幼態成熟)が一番進んでいるのがモンゴロイドだと言うのですね~。
他の何かの本でもモンゴロイドの脳が大きい傾向にある、とかグレート・ジャーニーによる北進東進でモンゴロイドが進化の先端にある、などの説を読んだこともあるがネオテニー進化説の一つだったのか。
そういえばネアンデルタール人は成長が現生人類より早く10歳くらいで成長しきってしまう、そのため滅んでしまったと読んだこともある。

この場合の「幼児化」は未熟だとか決して否定的に捉えてるのではなく、幼児=成長しきらないままの脳や身体の長期間に渡る吸収力、柔軟性や環境への適応性、「遊び心」含む創造性、などを言う。
反面、依存的な面が一夫一婦制を固定させたとするのはちょっと無理がある気がしないでもない。
同性愛やゲイ、異性装嗜好、性同一性障害などもネオテニーが進んだ形の一つとしているが、これは割りと説得力があった。
ここを読んで「はるな愛」が浮かんできてしまった。
(あややの)模倣するのにこれ以上ない風に嬉しそうだったし、素直で温厚そうで、まるで育てやすいタイプの素直な幼児そのものに見える。(特に好きではないが)

そして日本人・日本文化についての示唆もちょこちょこ出てくるが、なるほど拘りの強いマニア性分、オタク文化、アニメ、模倣に拘る、「甘えの文化」から集団の和を好む、あるいは外見的にも当てはまる部分は少なくない。

あれ?待てよ
同じモンゴロイドでも中国人、モンゴル人、朝鮮人、に当てはまるのか?という疑問は残る


最後の章では遺伝的に幼児的になっているとして、環境によっても左右されると分析する。
衣食住に困らず、困っても国家が面倒見てくれ、安穏な環境にある社会では余計にネオテニー化してくると。
究極になると生殖能力が失われてしまうと。
それはちょっと困ったことになりますねえ・・・。

ペットを考えてもウチの猫達はどっぷりスポイルしているので、これこそが環境による幼児化。
考えてみればムゴイ事してる気がしないでもない・・・。


33.jpg
スポイルされてるけど悪い?



関連記事

<< 「眠れない一族 食人の痕跡と殺人タンパクの謎」 | ホーム | 本当に宇宙で歌った「Space Oddity」 >>


コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。