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内容紹介
西暦2200年、人類は他の惑星への移住を開始した。折しも惑星アルテア4に接近した宇宙船が危険を告げる怪電波を受信した。警告を無視し着陸したクルーたちを迎えたのは20年前に生息を断ったモービアス博士と娘のアルタ、そしてロボットのロビーであった。博士はこの星には怪物がおり、謎の死を運んでくるという。だがクルーたちは博士の言葉を信じず開発にかかる。やがてクルーたちは次々に殺されていった…。

(以下 ネタバレ注意)

いよいよ怪物の猛威が彼らに迫ったとき、クレール人の遺跡のエネルギーが最大出力に達していた事に気付いたアダムスは博士を問い詰める。そして彼は、怪物の正体が「イドの怪物」とでも呼ぶべき、モービアスの潜在意識、自我そのものだということを見破る。移民団やC-57-Dの乗組員を襲った怪物も、実は遺跡の装置によって増幅され具現化したモービアスの潜在意識(憎しみ)のなせるわざであった。そしてクレール人も、自分たちの潜在意識を制御しきれず、巨大なエネルギーでお互いに殺し合い、自滅したのだ。怪物はアダムスや博士達に襲いかかる。
=====

1956年作、この時代にSF映画に潜在意識という心理学見地を取り入れたのは画期的で、後のSF映画に広がりを与えた影響は大きい。

それにしても「イドの怪物」は子供が見ても強烈だった。
見えない怪物が階段をぐにゅっと潰しながら迫ってくる・・
科学の粋を以ってしても防御も抵抗も叶わない、怨念の塊である怪物。

さてそのイド(ラテン語id)とはドイツ語でのエスesでありまして以下wikiより

エス (Es) は無意識に相当する。正確に言えば、無意識的防衛を除いた感情、欲求、衝動、過去における経験が詰まっている部分である。
エスはとにかく本能エネルギーが詰まっていて、人間の動因となる性欲動(リビドー)と攻撃性(死の欲動)が発生していると考えられている部分である。これをフロイトは精神分析の臨床と生物学から導いた。



あと有名なのがロビー・ザ・ロボット
スター・ウォーズのR2/D2、「宇宙家族ロビンソン」のフライデー、おまけに「キャプテン・ウルトラ」のハックなどはこれの子孫と言える。

今見れば造りが稚拙に見えてしまうが、クルール人の超絶科学的エネルギー発生装置遺跡の様相も、後の色んな映画に影響が見られ、どこを取っても先見性が凄い。



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